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「MADE IN UMUT-東京大学コレクション」

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「MADE IN UMUT-東京大学コレクション」
インターメディアテクにて

(2013年03月21日 〜 2018年06月30日)

東京大学は明治10(1877)年の創学以来、数多くの学術文化財を蓄積してきた。これらは、たしかに過去の遺産である。しかし、同時にそれは、われわれが現在から未来に向けて活用すべきリソースでもある。このことを実証してみせるべく、われわれは歴史的な遺産を可能な限り収集し、それらを現代のニーズに叶うよう、「ReDESIGN+」すなわち装いを改めて再利用することにした。「インターメディアテク」が旧東京中央郵便局舎という、かけがえのない歴史遺産の「転生」と「継承」の上に建つように、古い建物を改修し、新しいミュージアムへと生まれ変わらせる。これもReDESIGN+である。しかし、だからといって、ReDESIGN+を、ただ単なる装いの改変と考えてはならない。ReDESIGN+は、日本語の「デザイン」という言葉がそうであるように、見かけの問題であると同時に、モノの見方や世界の見方に関わる認識論的な問題提起でもある。展示物の配置にあたっては、来館者導線を想定するという常套的手法をあえて採用しなかった。自分の眼で見て、発見し、驚くという体験の場を、来館者、とりわけ若い世代に体験させる場としてのミュージアム空間。「インターメディアテク」の目指すものはそこである。展示スペースは、旧局舎が昭和初期を代表するモダニズム建築であるという与件を踏まえ、レトロモダンの雰囲気を醸し出す空間演出をデザインの基調としている。展示空間内は、建物のオリジナル・デザインを尊重し、21世紀の感受性に働きかける折衷主義的様式美——仮称「レトロ・フュチュリズム」——の実現を企図した。このことにより、19世紀から21世紀まで、足かけ三世紀に亘る時代を架橋して見せる。それが「インターメディアテク」のデザイン戦略の基本となっている。この企図に従い、博物館に保存蓄積されてきた戦前の木製什器をReDESIGN+し、積極的に再利用した。一方、モダンの感覚を生み出しているのは、肉厚グリーンガラスを主材料とする組み立て式展示ケースである。それらは「インターメディアテク」オリジナルのプロダクト・デザイン研究の成果の一部である。このような基本理念としての「ReDESIGN+」と基調としての「レトロ・フュチュリズム」のうえに、常設展示の中核をなすのは、総合研究博物館の研究部ならびに資料部17部門の管理下にある自然史・文化史の学術標本群である。ミンククジラ、キリン、オキゴンドウ、アカシカ、アシカの現生動物、さらには幻の絶滅巨鳥エピオルニス(通称象鳥)などの大型骨格については、本展示が最初のお披露目の場となる。また、(旧)医学部旧蔵の動物骨格標本と教育用掛図も、本格的な公開は今回が初めてとなる。もっとも体重が重いとされる絶滅鳥エピオルニス、もっとも身長が高いとされる絶滅鳥モアの巨大卵殻、世界最大のワニと目されるマチカネワニの交連骨格、さらにはペルーのクントゥル・ワシ遺跡で発見された南北アメリカ大陸最古の金製王冠、人類進化の歴史を塗り替えたラミダス原人化石歯の第一号標本、19世紀に制作された巨大ダイヤモンド・コレクション、世界最大金塊、世界最大白金塊、弥生時代の名称の起源となった第一号壺型土器など、専門研究の枠を超え、社会的に大きなインパクトを与えた歴史的標本は精巧なレプリカで見ることができる。  歴史的な標本として博物館資料部岩石・鉱床部門所蔵の「被爆標本」も特記に値する。被爆直後に東京帝大の学術調査隊が長崎浦上天主堂で回収した「獅子頭」は、「被爆標本」コレクションのなかでも、出自来歴を確認することのできる貴重標本のひとつである。総合研究博物館小石川分館に収蔵されていた、明治・大正・昭和前期の歴史的な学術文化財コレクションも、収蔵用什器を含め、展示に供されている。  また、学外の機関・団体からのコレクションの寄託ないし貸与もいくつか実現した。主なものとして、財団法人山階鳥類研究所の所蔵する本剥製標本(多くは昭和天皇旧蔵品)、江上波夫収集の西アジア考古資料コレクション、岐阜の老田野鳥館旧蔵の鳥類・動物標本、江田茂コレクションの大型昆虫標本、仲威雄収集の古代貨幣コレクション、奄美の原野農芸博物館旧蔵の上記マチカネワニを挙げることができる。  資源獲得やエネルギー供給に限界が見え始めた現代社会にあって、蓄積財のReDESIGN+活用は人類にとって喫緊の課題のひとつであるといっても過言ではない。そうした認識に立って、われわれは先端的なテクノロジーと伝統的なモノ作り技術の融合を図りながら、今後の活動に取り組んでいくことになる。われわれが謳う「Made in UMUT」の掛け声には、来るべき世代に向けてのささやかなメッセージが込められている。 会場:COLONNADE 2 COLONNADE 3 ※インターメディアテクの特別展示は、予め会期を定めない企画方針をとっています。TABのシステム上、会期終了日を仮に表示しています。




「あざみ野コンテンポラリー vol.8 渡辺豪 ディスロケーション/dislocation」展

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「あざみ野コンテンポラリー vol.8 渡辺豪 ディスロケーション/dislocation」展
横浜市民ギャラリーあざみ野にて
メディア 写真 ・ インスタレーション ・ 映像・映画 ・ アニメーション ・ パーティー ・ トーク
(2017年10月07日 〜 2017年10月29日)

「あざみ野コンテンポラリー」は、美術(ファイン・アート)にとらわれず、様々なジャンルのアーティストの表現活動に注目し、現在進行形のアートを紹介するシリーズ展です。その8回目として、映像作品を中心に国内外で作品を制作・発表する美術作家渡辺豪の個展を開催します。〈光〉への興味を深め、一日を通して日が沈まない白夜、日が昇らない極夜、という日本とは大きく異なる〈光〉の現象が起こるフィンランドでの滞在を近年経験した渡辺豪。本展では、その体験を通じて制作された本邦初公開となる映像インスタレーションのほか、大きな空間の中、ゆるやかに展開する作品群をご紹介します。(会場: 展示室1・2) <関連イベント> 「葉名樺 ダンス・パフォーマンス」 日時: 10月7日(土) 16:30開演(40分程度のパフォーマンスとなります) 会場: 展示室1 参加費: 無料 ※申込不要 「学芸員によるギャラリートーク」 日時: 10月8日(日)、10月21日(土) 各日14:00~14:30 会場: 展示室1・2 参加費: 無料 ※申込不要




森栄喜「Family Regained : The Splash -We brush our teeth, take a shower, put on pajamas and go out into the street- 」

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森栄喜「Family Regained : The Splash -We brush our teeth, take a shower, put on pajamas and go out into the street- 」
ナディッフ アパートにて
メディア 写真 ・ 映像・映画 ・ トーク
(2017年10月01日 〜 2017年10月29日)

森栄喜は1976年、石川県金沢市生まれ。現在は、東京を拠点に活動しています。写真集『intimacy』(2013年・ナナロク社)の第39回木村伊兵衛賞の受賞を契機に、森栄喜の作品は広く知られるようになり、以降も男性の被写体を主としたポートレートによる性差を主題とした写真、映像、パフォーマンス作品を多く制作し、アクティビストとしての側面も持つ注目のアーティストです。 約4年振りの発表となる森栄喜の最新作品集『Family Regained』では、長年撮影を続けてきた「家族」という共同体を主題にした作品で構成されます。収録作品「Family Regained」は、ある家族の集合写真に森自身が一人の家族の構成員であるかのごとく介入し、セルフタイマー撮影されたセットアップ写真です。私たちが普遍的なものだと思い込んでいる、近代以降に形成された家族概念についての批評を根底に敷きながら、家族という共同体とは血縁以外の何によって繋がり得るのか、家族を形成するものは何なのか、写真を通じて森は問いかけています。 本展では、写真作品「Family Regained」から派生して作られたパフォーマンス映像と、「Family Regained」のオリジナルプリント作品を展覧し、森栄喜の最新作を発表いたします。 [関連イベント] TALK EVENT 日時: 10月28日(土) 17:00~19:00 出演: 鷹野隆大、森栄喜 会場: NADiff a/p/a/r/t 店内 定員: 50名 入場: 1,000円 ※イベントの詳細、ご参加方法は公式ホームページをご確認下さい。




ジョン・ドーヴ & モーリー・ホワイト 「センシビリティ アンド ワンダー」

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ジョン・ドーヴ & モーリー・ホワイト 「センシビリティ アンド ワンダー」
DIESEL ART GALLERYにて
メディア イラスト ・ 版画 ・ ファッション ・ 映像・映画 ・ 音楽
(2017年08月25日 〜 2017年11月09日)

現代のストリートファッションの主役であるTシャツが、実際にストリートの主役になったのは1968年に遡ります。その新しい流行はジョン・ドーヴとモーリー・ホワイトがロンドンのパディントンに構えたアトリエで、「WONDER WORKSHOP」名義でフルグラフィックのプリントTシャツを制作したことを起源とします。彼らの作品は、アーティストが版画を作っていたのと同じシルクスクリーンの技術によって制作されました。テキスタイル用に独自に開発したインクとプリント技術によって、アートワークはエディションナンバーのついた作品として紙やキャンバスに印刷されるのではなく、ストリートで身に着けるため、そして多くの人が手頃な価格で入手できるようにTシャツにプリントされました。これによって、キャンバスやポスターに封じ込められていたイメージは、限られたオーディエンスのみではなく、世界中の人々にリーチすることが可能となったのです。 「Tシャツは資本主義の現代世界の産物であり、そこから生まれた社会主義革命の一つなのです。 それは普遍的な言語の一部であり、ポップアートのポスターよりもパーソナルで、音楽よりも痛烈な表現だったのです」(ジョン・ドーヴ & モーリー・ホワイト 2011) 当時、彼らがスタジオを構えたパディントンにある、チッペンハムハウススタジオは廃工場で、詩人、作家、ペインター、映像作家、彫刻家、デザイナーなどが集い実験的な試みが行われていました。同時期の1960年代後半にはニューヨークでIggy Pop (イギー・ポップ)率いるThe Stooges(ザ・ストゥージズ)、Lou Reed(ルー・リード)のThe Velvet Underground(ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)が活躍、次第にイギリスとアメリカの急進的カルチャーの相互作用が始まり、PUNK MOVEMENTが胎動します。 1970〜1972年、現Vivienne Westwoodのショップ「Worlds End」の場所である、430 Kings Roadには「Paradise Garage」というショップが存在し、オーナーのTrevor Myles(トレヴァー・マイルズ)とその周囲にはジョンとモーリーをはじめ、Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)とMalcolm McLaren(マルコム・マクラーレン)、そしてSid Vicious(シド・ヴィシャス)が集まっていました。この場所を通して発信されたジョンとモーリーのシルクスクリーンとTシャツ、アンチファーのメッセージとして制作された豹と虎のアニマルプリントなどは同時代のアーティスト達を惹きつけました。ポップアート、ダダ、シュルレアリスム、ロックンロール、全てのイメージをミックスし、社会の動きに即応してメッセージを表現し身に着けることを可能にした彼らの作品は70年代のストリートファッションのアイデアソースとなりPUNK FASHIONの起源となりました。 今現在でも自らコンピューターを自在に活用し、精緻なドローイングと技術に裏付けされたプリントを制作し続ける二人の活動。過去50年の間にわたる制作活動において通底するのは、現状(Status Quo)に対する反抗心とユーモアです。本展では、彼らが過去に歩んできた時代と同時期に過ごした人物や出来事を振り返りながら、60年代から70年代に生まれた現代アートとファッションの手法、今では当たり前になったアイデアの起源をスクリーンプリントとコラージュ、そして映像を通して遡ります。今を感じる感性、そして今を不思議に思う心(SENSIBILITY AND WONDER)の存在と共に。 会場では展示作品のほか、関連商品の販売を行います。 また、会期中の8月26日(土)16:00-18:00にはDIESEL ART GALLERYにてサイン会の開催も予定しております。




「第17回グラフィック『1_WALL』展」

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「第17回グラフィック『1_WALL』展」
ガーディアン・ガーデンにて
メディア グラフィックデザイン ・ イラスト
(2017年10月03日 〜 2017年10月27日)

ガーディアン・ガーデンでは、個展開催の権利をかけた公募展、第17回グラフィック「1_WALL」展を開催します。ポートフォリオ審査による一次審査と、一対一で審査員と対話をする二次審査を通過したファイナリスト6名が、一人一壁面を使って作品を発表するグループ展です。会期中の10月5日(木)には、一般見学者にも公開される最終審査会を開催します。ファイナリストによるプレゼンテーションの後、審査員による議論を経て、グランプリが決定します。グランプリ受賞者には、1年後の個展開催と、個展制作費10万円、パンフレット制作の権利が贈られます。 今回の「1_WALL」は、変な世界をテーマにイラストレーションと漫画を描く綾野本汰、食べ物をキャタクター化したフィギュアをつくる神廣和花、単純な物体の構成を透明なフィルムに描くカワイハルナ、散歩中に見た景色を日本画の技法を使い描く並木夏海、独創的なビンゴカードを展示する山本悠、自分の部屋を描くユンボムの6名によるグループ展です。 [関連イベント1] 公開最終審査会 日時: 10月5日(木)18:00〜21:30 ※お申し込み方法は公式ホームページからご確認下さい。 [関連イベント2] レセプション 日時: 10月5日(木)21:30〜22:00




吉田晋之介 「マルチウィンドウ」

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吉田晋之介 「マルチウィンドウ」
ギャラリーモモ 両国にて
メディア 絵画
(2017年09月30日 〜 2017年10月28日)

初期の吉田作品に特徴的なのは、ダムや山間部の崖の崩落防護壁など人工的な造営物を、匿名性を持った具象的なイメージで描き、その背景に人間の営為に対する信頼性と敬意が内在した作品でした。しかし、東日本大震災を機に自然に対する抗いようのない破壊力にその思いは一変し、描かれる人工的な対象物は自然の中で崩壊と混乱を象徴的に示すことになりました。また、原発事故は、流布している情報に疑問を持たせ、五感で感じることのできる変化はないにも関わらず、目に見えない放射性物質への恐怖が吉田の日常の風景を変えました。震災後現地に赴くものの、抽出されるイメージの多くはテレビ映像やネットによる映像が圧倒的なものとなり、現実に眼にしたものとメディアを通した映像が複合的に重なるように描かれ、具象的なモチーフでありながら思考を重ねた抽象性も感じさせる画面へと変化して行きました。この一連の体験は、吉田の常識を覆し、制作への考え方を大きく変化させました。アメリカの心理学者である J・J・ギブソンが唱えた、物に変化を加えることであらわれてくる不変なもの、構造の本質を定義する「不変項(invariant)」に興味を持ち、一つのテーマやモチーフにこだわらず、自身の変化を受け入れ制作に取り組んでいます。自身の「衝動的な描きたい」というものを、思考や余計な情報がそこに介入する前に筆をとることで、完成した絵画の中に画家の不変項が浮かび上がると、吉田は語っています。今展覧会はそうした背景を持って制作した、複合性と多層性を持った作品の中に「不変項」を見出していただければと願っています。秋風の候お誘い合わせの上ご高覧いただければさいわいです。




髙橋涼子 「In the light and the water」

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髙橋涼子 「In the light and the water」
GALLERY MoMo Projectsにて
メディア 彫刻・立体 ・ プロダクト ・ 工芸 ・ パーティー
(2017年10月07日 〜 2017年11月04日)

髙橋は、以前より主に女性の毛髪を素材として用い、刺繍やドレス、或いはオブジェ、ドローイングやインスタレーションと多岐にわたり表現して来ました。素材の毛髪は自分のものも含めて金髪など外国人女性の人毛が多用されています。それは女性美の象徴としてよりも、むしろ切り取られた瞬間から死を象徴するもの、あるいはその役割をはく奪された「もの」へと転換し、オブジェや刺繍糸として再生した時に、新たな意味が付与されます。しかし、一方で見る人によってはやはり生々しさも意識させ、多様な感情を惹起させる要素ともなります。例えばそれはジェンダーやアウシュビッツを、或いは毛髪を意識から遠ざけて、純粋に美しさと繊細さをそなえた作品として見る人もいるでしょう。いずれにしても毛髪という素材を美術作品として制作し提示して行く過程の中に、生と死、美と醜という、相反する要素を内包させ、シンプルな中にも作家の強い思考と繊細な美意識が感じられます。今展では、全て作家自身の毛髪を用いて、まさに自身の分身とも言える新作品約11点を展示する予定です。芸術の秋をご堪能いただければさいわいです。




西村有 「portrait」

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西村有 「portrait」
KAYOKOYUKIにて
メディア 絵画
(2017年09月23日 〜 2017年10月22日)

この度 KAYOKOYUKI では、昨年の個展以来 1 年振り、2 回目となる、ペインター西村有(にしむら・ゆう)の個展「portrait」を開催いたします。この「portrait」というタイトルは《head of a girl》のような肖像画のみを示す言葉ではありません。森の中を歩く人物、梢でさえずる鳥や芝生の上に寝そべる犬などの動物、走り去る車、さらにはそれらを取り巻く茂みや草原や浜辺、道路といった風景自体をも含んでいます。「顔をいつもより大きな画面にアップで描いたとき、瞳や髪の毛を描くテンションと、車のタイヤ、生い茂る草木を描くテンションが自分の中で一致しました。」この言葉には、絵画として存在させるために、どんなモチーフに対しても、それに付随して現れてくる肖像的なイメージを捉えようとする西村の態度が現れています。(初日のみ、大型の新作絵画を中心に、隣接する駒込倉庫でも特別展示いたします。)




urauny 「uuuurrrraaaauuuunnnnyyyy」

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urauny 「uuuurrrraaaauuuunnnnyyyy」
SNOW Contemporaryにて
メディア インスタレーション ・ パーティー
(2017年10月06日 〜 2017年11月04日)

今回の展覧会では、アーティストがak.、磯崎隼士、小宮麻吏奈を含む4人となることで、タイトルの「urauny」展は増幅し、「uuuurrrraaaauuuunnnnyyyy」となりました。uraunyの通底する制作テーマは「コンプレックスをポジティブに変換する」。ここで言うコンプレックスとは個人的な劣等感の他に、差別と言われるような社会制度によって抗えず持ってしまう感情も含まれます。その差別を受けるのはマイノリティだけではなく、物言わぬ大衆、サイレントマジョリティも含まれるとuraunyは言います。uraunyは世界平和を願う世論と、その正しさに飽き飽きしている世論とが互いを抑圧する社会状況が起きていると考え、それらのポジティブな変換を試みます。 本展は個人的な感情を入り口に社会構造への介入を試み、ギャラリー空間をインターネットをベースとした仮想世界に見立てます。uraunyの考える仮想世界は商品棚の並ぶショップで、商品は特殊なVAPE(ニコチンのない電子タバコ)です。そのVAPEで味わうのは、タバコではなく人間の体液で、VAPE本体は皮膚のようなマテリアルを纏っています。身体性の希薄な仮想世界で行われるカニバリズムは、どのような儀式となりうるのでしょうか。人間を食べるという行為は、生理的な嫌悪感と同時にその人間を自分に取り込みたいという欲望も掻き立てられます。uraunyは視覚情報の他に、触覚、聴覚、嗅覚、そして味覚である口腔から他者を知ることで、世界とつながろうとします。 仮想世界のハイパーリンクとは異なり、現実のショップでは意思を持たずとも物理的な陳列がされます。物理的な配列は図らずとも上下や意味を生み出します。オブジェクトはその配列をする権利のある人間、その配列を受け入れる、閲覧する人間というある種の権力構造も生み出します。今回そのルールを作るのはuraunyです。権力構造そのものをuraunyが作り、一方でカニバリズムという儀式でその構造の変容を試みます。それはルールではなくメタモルフォーズ(変容)によって、世界を作り変えると言わんばかりです。uraaunyは世界のコンプレックスをカニバリズムにより、ポジティブに変換します。是非uraunyによる新たな世界の表現をご体感ください。




髙田唯 「遊泳グラフィック」

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髙田唯 「遊泳グラフィック」
クリエイションギャラリーG8にて
メディア グラフィックデザイン ・ イラスト ・ プロダクト ・ ファッション
(2017年09月19日 〜 2017年10月19日)

2006年、Allright Graphicsを設立。その翌年の2007年、活版印刷のオールライト工房(現・Allright Printing)を発足。活版印刷工房を営みながら、デザインの仕事を手がけている髙田唯氏。ロゴマークやサイン、広告、装丁、パッケージデザインなど多岐にわたるその仕事は、ぬくもりを感じさせる活版印刷のタイポグラフィーや、遊び心溢れるグラフィックデザインで、見るものに不思議な魅力を放ちます。一方で、2013年からは東京造形大学で教鞭をとり、デザイン教育にも力を注いでいます。 普段と少し角度を変えて見ることではじめて気づく発見。不自由さや制約のなかでこそ見出すことのできる面白さ。意識して目を向けると無限に見つかる新しい視点。仕事場で、学校で、パーソナルな場所で。職場の仲間と、学生たちと、そしてひとりきりで。髙田氏をめぐるさまざまな環境で、日々、表現の世界を広げるための実験が繰り返されています。そんな実験を楽しみながら、まるで自由に泳ぐようにグラフィックデザインと向き合い続ける髙田氏。その取り組みを、3つのパートに分け、ご紹介する展覧会です。 作家コメント: 今僕は、ゆっくり次の形を追っています。スピーディーに形だけを追いかけた駆け出しの頃。いつからか、その視覚的な意味での「形」という言葉が、「在り方」という意味を含み始めました。「在り方」はなかなか目に見えてはきません。でも僕はそこにもたくさんの「形」を感じています。今回展示するものは、グラフィックデザインを中心軸にした、仕事・大学・個人としての取り組みです。もちろんそれらは目に見えるものだけれど、見えない「形」にも意識を巡らせて、フワフワと遊泳するように見てもらいたいと思っています。




ひらいゆう 「疑問符の森 - Forest of Questions - 」

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ひらいゆう 「疑問符の森 - Forest of Questions - 」
Gallery OUT of PLACE TOKIOにて
メディア ドローイング ・ パーティー
(2017年09月22日 〜 2017年10月22日)

過去33年に渡ってヨーロッパを拠点にし、常にデラシネの環境に身を置きながら、主に写真作品を発表してきたひらいゆう。今回は一旦写真制作にピリオドをうち、ここ2、3年同時に進めていた水彩によるドローイング作品に的を絞った展覧会を開催します。 人形とそれを作ったはずの人間がいつしか入れ替わる瞬間、幼児性と隣り合わせのイノセンスや残虐性、日本を外から見続ける中で起こる孤独と混沌、アイデンティティの心許ない在り処など、決してシンプルにはいかない輻輳的に重なり合った人間の精神の襞を静かに開くように、ひらいは独特の色彩感覚とタッチで表現しています。 是非この機に、人の内面をあぶり出す『疑問符の森 - Forest of Questions -』と題されたひらいゆうの世界をご高覧下さい。 作家コメント: 二十歳の時、ヨーロッパに遊学する準備をしている際に、父が日本人でないということを知らされました。日本で生まれた在日朝鮮人2世で、政治的、そして家庭の事情によって無国籍者として過ごしたのです。彼の境遇を理解するようになって、私にとって国籍や人種は一番大切なアイデンティティーではない事に気づいたのです。自分とは、そして人間とは何かを考えていく事の大切さを知るきっかけとなりました。平等でない不条理な人間社会の問題を深く考えるようになり、それが制作活動への大変重要な原動力ともなっていきました。 私の初めての個展は1986年ブラッセルでのドローイング展でした。とても好評だったのですが、その後どのように発展させていけばいいのかわからなくなり、行き詰まってしまいました。それでも常に日記をつけるようにスケッチブックに絵を描くことは続けていましたが、次第にドローイングを発表することを止めてしまいました。 ドローイングの代わりに、オブジェやインスタレーションなど実験するうちに、写真にたどり着いたのです。特にレンズを通して見える人形をクローズアップで撮る事に魅入られました。このようにアナログ写真作品の制作を20年ほどしていましたが、デジタル写真の波が押し寄せてくると、写真を焼き付けすることが困難になったり、その他様々な理由から、少しずつ写真を媒体にした作品を制作することから遠ざかる事になっていきました。 そして再度ドローイングの作品制作に専念することにしたのです。今度は私の写真の経験と感性を用いることによって。例えば、今回の展示作品の多くは写真を下地に制作したものです。写真を参考にして自由自在に想像を膨らませ、私独自の世界を表現しました。 いろいろなメデイアで制作してきましたが、根底にあるのは<境界>というテーマです。私にとって境界とは、物事を単純に分けてしまう線ではなく、多くの現代の論争上の問題に広く及ぶ、曖昧な領域を意味します。生きている人間(生)と 人形(死)の間にある世界を観察する事によって、その中にチラチラと見え隠れする、愛憎、期待、別離、従属、支配そして所有欲などの様々な人間模様を絵図の中に織り込んでみました。 <疑問符の森>の中でさまよいながら、人間はどこへ行くのか、問い続けていきます。




マイケル・アナスタシアデス 展

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マイケル・アナスタシアデス 展
タカ・イシイギャラリー 東京にて
メディア 彫刻・立体 ・ プロダクト ・ 工芸
(2017年09月26日 〜 2017年10月28日)

【場所】タカ・イシイギャラリー東京 ビューイングルーム




「Lost&Found - This is My Letter to the World - 」展

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「Lost&Found - This is My Letter to the World - 」展
アキバタマビ21にて
メディア 絵画 ・ 彫刻・立体 ・ パーティー
(2017年09月17日 〜 2017年10月21日)

この展示の背景には、共同で行なった冊子『WLost&Found』の制作があります。「同時代」をテーマに自分の文章を持ち寄って朗読をし合うことを約半年間繰り返し、お互いの文章をより深め、ブラッシュアップしていきます。 それは単純な校正作業というよりも、自分なりの「同時代」に対する反応を持ち寄り、議論する場でもありました。あえて言葉にしなければこぼれ落ちていってしまうようなことを描ききる中に、現代の社会の中で見逃されてしまいがちな取り替えのきかない個の感性が浮かび上がってきます。そんな、整理仕切ることができないものを様々な背景に持つ執筆者たちが寄稿してきました。 しかし、尽くしても尽くしても、言葉にしきれない何かがあるようでした。この展示では、言葉と、造形作品を共に展示することで、彼らが表出した世界をより深く探求する試みをしています。その「何か」は、作家が表現する別の形となり、立ち現れてくるのかもしれません。言葉と作品が交差する空間で、その声はどのように届くのでしょうか。 [関連イベント] 1. ライブパフォーマンス 日時: 9月30日(土) 16:00~ ゲスト: 大和田慧(シンガーソングライター)、出展作家 2. トークイベント 日時: 10月12日(木) 18:30~ ゲスト: 港千尋(写真家)、平出隆(詩人)、中村寛(文化人類学者)、出展作家 3. トークイベント 日時: 10月14日(土) 14:00~ ゲスト: 畑中章宏(民俗学者)、中村寛(文化人類学者)、出展作家




「Asian Art Award 2017 supported by Warehouse TERRADA - ファイナリスト展」

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「Asian Art Award 2017 supported by Warehouse TERRADA - ファイナリスト展」
TERRADA ART COMPLEXにて
メディア グラフィックデザイン ・ 絵画 ・ マンガ ・ 写真 ・ 彫刻・立体 ・ プロダクト ・ 映像・映画 ・ メディアアート ・ パフォーマンス ・ 公募展
(2017年09月23日 〜 2017年10月29日)

一般社団法人 アート東京が主催、寺田倉庫が特別協賛するAsian Art Award 2017 supported by Warehouse TERRADA(以下、本アワード)。その大賞・特別賞を決定する展覧会を開催します。本アワードは、日本からアジア、アジアから世界へと、今後ますます国際的な活躍が期待されるアーティストの支援を目的に創設された現代アートの新しいアワードです。本展では、5名のキュレーターからなる選考委員によって選ばれた5組のファイナリストが、新作・準新作を発表します。そして、シンガポール・中国から来日する審査員を含む7名の審査員が会期中に展示作品の最終審査を行い、大賞と特別賞をそれぞれ1名選出します。大賞・特別賞の発表は、9月27日(水)を予定しています。なお、ファイナリスト選考会では、「同時代性」や「表現形式・領域の拡張性」、そして「身体性」などがキーワードにあがりました。それは、いずれのアーティストも、「今」に深く関わりながら表現活動を行っていること、またその過程でコンテンポラリー・ダンスやニューメディア、映画などの表現領域との関係でアートの可能性を追求していること、さらに彼ら彼女たちの身体感覚をとおして得られた現実感を表出しているということです。 会場: TERRADA ART COMPLEX 4F (東京都品川区東品川1-33-10)




椛田ちひろ 「見知らぬ惑星」

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椛田ちひろ 「見知らぬ惑星」
アートフロントギャラリーにて
メディア ドローイング ・ インスタレーション
(2017年10月06日 〜 2017年11月12日)

表情豊かな線の絡み合ったボールペンで描かれた線の作品で知られる椛田ですが、展覧会の度にこれまでも鏡、水など新たな素材を支持体に取り込んだインスタレーションも発表してきました。2015年の展示ではコイル状に大きな弧を描いて丸まった鉄板が空間一杯に置かれていたのを記憶されているかもしれません。弾かれたようなコイルと緻密に描かれた線が緊張感を作り出した展示でした。またこの展覧会では本来紙の上に置かれていた筈のものの影をなぞることで不在を辿る試みでした。そこには見えない何かをどのように作品のうちに取り込んでゆくか、この2年間、椛田は展覧会活動を控えめにすることで、新たな可能性を探求してきたようです。今回、椛田は転がってゆきそうな巨大な球を支持体として選び、インスタレーションを試みます。同時にこの2年間、日記のように日々描き溜めてきたドローイングで展示空間を埋める予定です。見えない何処かにどのように移り変わってゆくか、その足跡を辿りながら、見知らぬ惑星をめがけて飛んでゆく作家の姿が見えてきます。




ムニール・ファトゥミ 展

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ムニール・ファトゥミ 展
アートフロントギャラリーにて
メディア 彫刻・立体 ・ インスタレーション ・ パーティー
(2017年11月16日 〜 2017年12月24日)




長島有里枝 「そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」

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長島有里枝 「そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」
東京都写真美術館にて
メディア 写真 ・ トーク
(2017年09月30日 〜 2017年11月26日)

デビュー以来、長島は社会における「家族」や「女性」のあり方への違和感を作品で問い続けてきました。ラディカルさとしなやかさをあわせ持つ、パーソナルな視点にもとづいた長島の表現は、若い世代を中心に支持され、国際的にも評価が高まっています。 長島は武蔵野美術大学在学中の1993年、家族とヌードで撮影したセルフ・ポートレイトで「アーバナート#2」展パルコ賞を受賞し、一躍注目を集めました。2001年には、写真集『PASTIME PARADISE』で第26回木村伊兵衛写真賞を受賞。近年では、自身の幼少期をモチーフにした短編集『背中の記憶』で、2010年に第26回講談社エッセイ賞を受賞するなど、写真以外にも活動の幅を広げています。 公立美術館で初めての個展となる本展では、初期を代表する<セルフ・ポートレイト>や<家族>、90年代のユースカルチャーを切り取ったのシリーズに始まり、アメリカ留学中の作品、2007年にスイスのアーティスト・イン・レジデンスで滞在制作をした植物の連作、女性のライフコースに焦点を当てた新作までを一堂に展示します。 デビューから四半世紀近くが経ち、共同制作など新しい試みも取り入れながら、長島の表現はさらなる広がりを見せつつあります。本展では、作家の「今」が色濃く反映された現在の作品とともに、これまでの歩みを振り返り、パーソナルかつポリティカルな視点にもとづく写真表現の可能性を探ります。 [関連イベント] ■作家とゲストによるトーク 1. 10月8日(日) 14:00~15:30 野中モモ(ライター、翻訳家) × 長島有里枝 2. 11月5日(日) 14:00~15:30 志賀理江子(写真家) × 藤岡亜弥(写真家) × 長島有里枝 会場: 東京都写真美術館1階スタジオ 定員: 50名 ※当日10時より1階総合受付にて整理券を配布します。 ■担当学芸員によるギャラリートーク 日時: 10月13日(金)、10月27日(金)、11月10日(金)、11月24日(金) 各日14:00から 担当学芸員による展示解説を行います。 展覧会チケット(当日消印)をご持参のうえ、2階展示室入口にお集まりください。




泉太郎 「←連絡」

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泉太郎 「←連絡」
Take Ninagawaにて
メディア 絵画 ・ 彫刻・立体 ・ プロダクト
(2017年09月09日 〜 2017年10月21日)




チェン・ウェイ 「Fresh Dewdrop」

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チェン・ウェイ 「Fresh Dewdrop」
オオタファインアーツにて
メディア 写真 ・ 彫刻・立体
(2017年09月16日 〜 2017年10月28日)

北京在住の作家チェン・ウェイは、中国の新世代作家を代表する存在として、新しい写真表現を切り開いてきました。静物画を思わせるようなコンポジション、まばゆいほどの光、寓話的なナラティブを含んだ特徴的な作品で、各国の観衆を魅了しています。最近では、豪州メルボルンCentre for Contemporary Photographyでの個展「The Club」(2017)、中国上海Chi K11 Art Museumでの個展「Chen Wei: In the Waves」(2015)などの展覧会が記憶に新しいところです。 今回の「Fresh Dewdrop」と題された個展は、弊廊での2回目の展覧会です。今展は、前展覧会で扱ったものとは違う素材をもとに、彼の中国社会やそのなかで生きる人への洞察とそこから見出すことのできる美を体現したものです。展覧会と同タイトルの作品「Fresh Dewdrop」は、タイルが剥がれた古びた街の歩道を映し出します。タイルの剥がれた跡にはオレンジ色の塗料が偶然にも落ち、暗闇に浮かぶ一筋の光のようにも、または何かを呑み込む入り口のようにも見られます。 さらに今展では、写真作品だけでなくLED掲示板を使った立体作品も展示します。この作品では、LED掲示板の上にまるでダンスのように光の波が映し出されます。弱い光がグラデーションのように揺れているかと思えば、突如部屋全体を照らすばかりに強い光が現れたりと、その強弱のリズムはチェンがもつ高い音楽的感性を体現し、また生命の鼓動をも見る人に感じさせることでしょう 大きなうねりのなかで変容を続ける中国社会に生きるチェンは、そのなかで見る景色や漂流する世代の思いをただ善し悪しで判断するのではなく、そこに潜む美を見極め、自分の手で表現し直します。




荒木悠 「双殻綱:第一幕」

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荒木悠 「双殻綱:第一幕」
SNAC / 無人島プロダクションにて
メディア 彫刻・立体 ・ 映像・映画
(2017年09月16日 〜 2017年10月28日)

荒木悠はこれまで、ある事物が他の土地へと伝播し、その過程で生じる変容や誤訳を伴いながら根付いていった物語に大きな関心を寄せてきました。主に映像を媒体とする過去の作品群は、自身が訪れる場所との関係性を出発点に、個人的な発見を大文字の歴史や既存の文脈に編み込む手法によって構成されています。ここ数年の彼の作品には、越境する文化的象徴として「食べ物」が頻繁に登場します。彫刻を学んでから映像制作を始めた荒木は、食文化もいわば複製・再現が可能なフォルムと捉えています。移動の多い生活をおくる荒木は、さまざまな土地の食材や食文化を通じて発見した固有性や差異を独自の解釈で「翻訳」し、虚実を交えた物語を発表してきました。 本展タイトルである「Bivalvia」は、分類学の父と呼ばれるカール・フォン・リンネ(1707~78年)によって分類された「双殻綱(二枚貝)」のラテン語の学名から引用されています。スペインはガリシア地方の海辺を歩いている時に見つけた、流れ着いたヨーロッパヒラガキの殻に魅了された荒木は、その後、長い時間をかけて形成される表面の凸凹が「彫刻」と呼ばれていることを知りました。また現地のレストランでは人々が大量の生牡蠣を平らげ、殻を卓上の皿に積み上げていく様を目の当たりにし、圧倒的な「ヴァニタス*」を感じたといいます。古来より西洋文化圏では媚薬としても摂取されてきたこの食材を、生で食すことへの強いこだわりがどこからきているのかを探求している過程で、「牡蠣」を意味する「Ostra(スペイン語)」の語源がギリシャ語の「骨」に由来していること、また英語の「Oyster」という言葉には「寡黙な人」という意味合いがあることを知り、さらには「唄**」という漢字が「口」と「貝」の象形から成り立っていることにも着目し、「唄と殻と人を巡る輪廻転生のオペラ」を構想するに至りました。 荒木は牡蠣の残骸を見た時に「今までは貝の中身が《生》の象徴だと思っていたけれども、中身は食べられてしまうので貝にとっては《死》であり、残された殻こそがむしろ《生》を象徴しているのではないか」と考え、「遺された者には、死者をカバーすることしかできない」と持論を展開し、「中身を覆う殻」を主役に据えることに決めました。新作映像では「殻の間の空間」をメタファーにしつつ、「中身(具)」ではなく、徹底的にその「周縁(殻)や表面(彫刻)」にフォーカスした物語り方の創出を試みます。 今後、シリーズとして展開していく予定の「Bivalvia」の一幕目となる本展では、スペインと韓国で撮影された新作映像と写真を中心に披露します。海を隔てた遠い場所から漂着した新作映像を、そして荒木がこれから長い時間をかけて紡ぎ出していくシリーズの第一幕を、ぜひご覧いただきたいと思います。