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パドリングレポート



地域別インデックス 北海道東北関東甲信越北陸東海近畿中国四国九州沖縄海外特集 スタッフ自らが沈したり、全国のライターさん達が体験したパドリングレポートをお送りします。海外



Updated: 2009-02-17T05:29:27Z

 



釜石市両石湾

2009-02-17T05:29:27Z

Nov.23, 2004 初めてのソロ・ツーリング (image) 釜石市両石湾は、天候の変わりやすい三陸エリアの中では、シーカヤック初級者にも比較的親しみやすいフィールドではないかと思います。この日は、誰も遊んでくれる人がいなかったので、私は一人ぼっちで愛艇ルクシャとともにプチ・ツーリングに出かけました。実はソロ・ツーリングは初めて。ちょっとドキドキです。 (image) 国道45号線を釜石から山田町方面に向かって北上し、最初のトンネルを抜けた「両石」の信号を左折。さらにパチンコ屋さんに入るように左折すると見せかけてパチンコ屋さん左脇の細道へ入ります。すぐ砂利道になりますが、構わず突入。国道の高架下をくぐると野球場広場がありますので、その脇を水海川に沿って進み、一番海に近いほうに車を停めちゃいましょう。スタートは水海川河口水門です。乗艇場所は、潮の干満によって違いがあります。潮が満ちていれば、ラッキー!運ぶ距離が近い河川敷から乗艇できます。潮が引いていれば・・・残念!ちょっとだけ距離があるけれど、水門をくぐって海の入り口までがんばって運びましょう。でも、ちょっとだけだから心配しなくてもダイジョーブですよ。 (image) 本日はラッキーデイ。潮が満ちていたので、川のほうから出発です。テトラポットの防波堤を越えたら南側の岸に寄っていくことをオススメします。なぜなら、ちょっと漕げばすぐにプチ三陸っぽい雰囲気を味わえるし、北側には両石漁港があるので、なるべく漁師さんたちのご迷惑にならないようにねっ。少し漕ぐと左前方、箱崎半島の向こうに島が見えてきます。海鳥の楽園、三貫島です。この島は、ウミツバメなどの繁殖地であり、人の上陸は禁止されています。禁止されているといっても、どうせものすごい岩肌の島で上陸できるようなポイントはほとんどないんですけどね。とにかく、とーってもダイナミックな島なので、一漕の価値あり。天候のよい日には、ぜひチャレンジしてみてください! (image) そんな三貫島を涎をたらして見つめながら、南側チキンルートを漕いでいくと、こちら側もだんだん三陸らしい岩が出始めました。しばらくすると右側に大きな入り江が現れ、ここを入っていくと一番奥に休憩にちょうどよい浜があります。湾内のさらに入り江なので、風の影響を受けることもほとんどありません。でも、今回はとてもよい天気だったので、休憩はちょっと後回しにして、もう少しがんばって漕いでみることにしました。キンチョーぎみに漕ぎ進め、前にも来たことのある岩のトンネルに到着です。このトンネル、名前あるのかな~。ちょっとわかりません。でも、初めての一人トンネルくぐりは、大興奮でしたよ! (image) そのままもう少し進むと、外海です。天候の変わりやすい三陸の外海に一人で行くのは、ちょっとためらわれましたが、その日は快晴、無風という最高のコンディションだったので、思い切ってもう少し漕いでみることにしました。岩の間をすりぬけると...なんとびっくり!すんごい景色が現れました。太陽にきらめく海には、まぶしいほど白さの際立つ白崎とそれに続く奇岩の数々、その向こうに馬田岬。さらに釜石湾を隔てひときわ突き出た尾崎半島が横たわっていたのです。ドキドキしながら岸づたいに少しずつ南下し、奇岩の隊列が終わると小さな湾があり、奥に浜が見えました。その浜は、ランチ休憩には最高の場所に見えたけれど、何しろ相手は三陸の外海。休んでいる間に風が吹いてきて出艇できなくなった、なんてオチはかなりありがたくありません。そんなわけで迷ったあげく、今回は上陸せずに引き返すことにしました。 (image) 違う道を通りながら湾内に戻り、先ほど通過してしまった入り江に入って上陸。独り占めの浜でランチタイムです。贅沢な休憩を堪能した後、スタート地点へ戻りました。あとで確認すると、漕行距離約10キロ。興奮したわりには、さもない距離でしたが、私にとっては心に残る大アドベンチャーツーリングでした。外海はともかく、両石湾内はほとんどが静かなので、三陸の中では、わりとお気軽に艇を浮かべられるフィールドだと思います。お勧め度100%です。 -DATA-
場所:
釜石市両石湾
交通:
JR釜石線両石駅より車5分。
国道45号線を釜石から山田方面へ北上。「両石」信号左折してすぐ
駐車場:
あり(野球場脇の空き地)
トイレ:
あり(野球場の公衆トイレ)
その他:
詳しい情報は釜石のアウトドアショップMESA(釜石警察署前)へ。
TEL:0193-22-7005



紅葉の田沢湖・二人ぽっちツーリング

2009-02-17T05:35:16Z

Nov.03, 2004 (image) 紅葉真っ盛りの休日、仲間に誘われて秋田県玉川下りに・・・玉川は田沢湖の近くにある川で、ロデオパドラーには有名な生保内放水口を有しています。あまり知られていないのが、この生保内から下流のコース。一つ大きな瀬がありますが、それをクリアすると人口物のない深い渓谷に囲まれた静かな世界が広がります。玉川の水の色はなんだか不思議に深い青。とても不思議な、現実の世界をワープしたような世界が楽しめるので、ワタシも大好きなフィールドです。 (image) しかし、残念ながら当日は冷たい雨。集合した唯一の女性パドラーゆみさんとワタシは、即川下りは却下。だって、こんな寒い日は乳頭温泉あたりでたーっぷりぬくだまる(温まる)ほうがいいでしょ?そんなわけで、それでも下るという仲間を優雅に見送り、とりあえず乳頭温泉方面へ。ところが、ちょうどその頃、さっきまでの冷たい雨がやんだのです。うーむ・・・温泉には時間も早いし、とりあえず田沢湖でも漕ごうか?という話になり、ついでだから横断しとこうか?ということにあいなったのでした。 (image) 今回は車を東端の田沢湖キャンプ場側とそのほぼ対岸、西側にある田沢湖プリンスホテル駐車場の両方に停め、キャンプ場からスタートすることにしました。田沢湖の周囲は約20キロ。コンディションがよく時間のあるときなら、1日かけてゆっくり一周することもできます。今回スタートとゴールに使った2箇所以外にも北側の御座石神社や南側のたつこ茶屋など上陸できるポイントがあります。ただし、神社のほうは観光船が大接近することとたつこ茶屋のほうはジェットスキーヤーたちの練習エリアになっていること、また今回スタート地点に使用した田沢湖キャンプ場の少し北側は観光船の発着所とスワン遊びエリアとなっていますので、邪魔にならないよう注意が必要です。 (image) 田沢湖は、なんといってもその特有の青さが特徴。無風状態のときの湖面はまるで鏡のよう。カヤックで水を切っていくのに罪悪感さえ感じられるほどです。でも、そんなささやかな罪悪感と同時にワタシはワンパドルごとにできるベールのような美しい水のラインにみとれ、トランスパドリングに陥ってしまうこともしばしば。その見事な青さは、見ているだけで吸い込まれてしまいそうなのです。ところが反対に風の強いときは、海さながらに波が立ち、横断どころかちょっとした水遊び程度でさえ撃沈者が続出するほど。その様変わりのすごさは、同じ湖とは思えません。時間帯や場所によってもコンディションが異なる場合があります。静かなときは、ものすごい青さの包容力をもつ田沢湖ですが、その深さも日本一。艇を出すときは、くれぐれも注意してくださいね。 (image) 今回の二人ぽっち横断は、少し追い風追い波ぎみでした。紅葉に囲まれた田沢湖を2人占めする時間は、緊張感と贅沢感に満ち溢れていました。ただ横断してもつまらないので、当初は紅葉が鮮やかに見える南側、たつこ茶屋方面を目指していたのですが、途中背後からだんだんと霧が濃くなり始めました。振り返ると、いつも雄大な姿で見守ってくれる秋田駒ヶ岳が霧ですっぽり隠れてしまっています。そこで、最初の計画を変更し、まっすぐゴールを目指すことにしました。 (image) 幸い真っ白な霧に追いつかれることなく、無事田沢湖プリンスホテル横の岸辺にに到着。ゴール付近にあるたつこ像に立ち寄り、感謝の挨拶をささげてツーリング終了としました。紅葉ベストシーズン。100%キモチよく、満足感たっぷりのツーリングでした! -DATA-
場所:
スタート地点・・・秋田県仙北郡田沢湖町 田沢湖町営田沢湖キャンプ場
ゴール地点・・・秋田県仙北郡西木村 田沢湖プリンスホテル
交通:
車:
東北自動車道盛岡 I.C.から国道46号線経由で約40km(平常時1時間15分)
秋田駅から国道13号線・46号線経由で85km(平常時1時間45分)
電車:
秋田新幹線田沢湖駅からバス35分、車25分(約\5,500)
角館駅からタクシーで30分(約\6,400)東北自動車道
駐車場:
2箇所ともあり(田沢湖キャンプ場の駐車場を利用されるときは、管理人さんへ一声かけましょう)
トイレ:
2箇所ともあり(田沢湖プリンスホテルに一声かけましょう)
営業期間:
2箇所とも4~11月上旬
その他:
田沢湖プリンスホテルでは、カヌー体験を実施しています。レンタルカヌーや講習会も実施していますので初心者でも安心。お気軽にお問い合わせください。



新緑の和賀川パドリング

2009-02-17T05:41:29Z

May.04, 2004 ~マイナスイオンの洗礼~ (image) お仕事の関係で、今年のGWはわずか二日間。しかし、限りあるお休み有効に使わねば!というわけで、今回は春先だけのお楽しみ、和賀川ツーリングです。 (image) 和賀川が流れる沢内村、湯田町は、岩手県内でも有数の豪雪地帯。雪解け水のあるこの時期が、ファルトボートでのツーリングにはもっとも適しています。上流部は適度な瀬が連続し、なんといっても周囲の新緑のさわやかさ、気持ちよさは天下逸品!今回の集合場所、和賀川沿いの湯田町焼地台公園キャンプ場は雪が完全に溶けたゴールデンウィーク頃からの営業となります。緑豊かでトイレや炊事場も清潔。とてもさわやかなキャンプ場です。 (image) 川下りの前日は、あまりにもキャンプにはふさわしくない天候でした。大雨、大風、さむいよー!こんな日にアウトドアするなんて、おかしいって絶対。でも、今回はラッキーなことにティピーの持ち主が一緒でした。ティピーを組み立て、中に入ってみると...あーら、とっても快適!雨も風もなんのその。さっきまでのひもじい思いがウソのようです。ティピーのすばらしさは、室内で焚火ができちゃうこと。あまりの快適さに、ついつい飲みすぎてしまいました。 (image) さてさて、翌朝。見違えるような快晴!キャンプ場から沢内村へと北上しスタート地点へ向かいます。沢内バーデンを過ぎてしばらくすると、道が細くなります。細くなってから、すぐ左側にある砂利道を入っていったところが、いつも出発地点にしている川原です。 (image) 昨日の雨のおかげで今までにないほどの水量、いつも気になる岩もほとんど気になりません。それどころか、瀬がかなりパワーアップ。最初は、ちょっとこわかったけれど、流れ自体は素直なので、だんだん病みつきになってきました。次々水をざんぶりかぶりながら、みんな果敢に瀬をクリアしていきます!そして...。去年仲間の一人が危険な目にあった左側に倒木のある瀬がやってきました。去年はなんとか下をくぐるぐらいの幅はあったのですが、今回は水量が多いために倒木の枝が完全に邪魔して、まったく通れそうにありません。これは右によけるしかない!・・・って、そんなことはわかっていましたよ、私だって。がしかし、本流は倒木のど真ん中へ集中...そうです。ワタシはまるで倒木など見えてないかのように、本流のど真ん中を突っ込んでいってしまったのです。その後の展開は...ご想像にお任せいたします。 (image) 少し下流の川原で無事上陸。ひとしきり「さだっ沈話」で盛り上がった後、気を取り直して再出発です。今回のコースでは、あの倒木がなくならない限りは、この瀬が一番の難関といえるでしょう。コース全体の大体真ん中あたりです。やがて、ゴールの焼地台公園キャンプ場が見えてきました。アスファルトのスロープが川まで続いているので、艇も運びやすくて便利です。ゴール付近は、下流のダム錦秋湖に近くなるため、ほとんど流れがなく、まるで湖のようです。ちょっとめずらしいのは、水面から新緑をたずさえた木々がたくさん立ち並び、「水の林」がつくられていることです。なんとも不思議な空間「水の林」はマイナスイオンたっぷり!木立の中をカヤックでくぐりぬけて遊ぶのもまた楽しいですよ。 (image) この湯田町は、有名な温泉郷でもあります。「穴ゆっこ」や「砂ゆっこ」をはじめ、たくさんの温泉が点在。焼地台公園キャンプ場に近いのは「湯田薬師温泉」です。ちょっとさびれ系ですので、勇気のある方はぜひチャレンジしてみてください。また、今回のコースから露天風呂が丸見えの温泉もあります。とにかく和賀川に来たら温泉は必須。たっぷり疲れた体を癒してお帰りくださいね。それから、忘れてならないのが湯田町内にある「スーパーおせん」。なにしろ納豆8円にちくわが5円など、激安商品が盛り沢山!それに、なぜかオリオンビールや沢蟹なんかもおいています。キャンプの買出しは、ぜひこちらで!新緑の和賀川、今春必ずリベンジを成し遂げます。 -DATA-
場所:
スタート地点・・・岩手県和賀郡沢内村
ゴール地点・・・岩手県和賀郡湯田町 焼地台公園キャンプ場
※湯田町と沢内村は合併して「西和賀町」となる予定(2005.11.1予定。時期変更の可能性あり)
交通:
焼地台公園キャンプ場・・・JR北上線「ほっとゆだ駅」から車で5分
国道107号線、北上から秋田方面へ向かい川尻橋を渡ってすぐのセブンイレブンの角を右折。
駐車場:
あり(焼地台公園キャンプ場)※スタート地点は河原に駐車できる
トイレ:
あり(焼地台公園キャンプ場)※スタート地点はなし。河原でどうぞ



香川県庄内半島シーカヤックツアー

2006-12-20T07:19:59Z

Oct.06-08, 2001 シーカヤック二泊三日の旅 気候はすっかり秋。夏の間にぎわった海に海水浴客も居なくなり、シーカヤッキングには絶好のシーズンがやって来た。こんな事を言うのもなんだが、僕はシーカヤックは絶対に秋が良いと思っている。海水はまだまだ泳げる温度だし、うるさい蚊などの虫も少なくなり、夜になれば体は焚き火を有り難がり、ビーチはシーカヤッカーだけのモノになるのだ。(但し、釣り人だけは年中何処にでも居ますが...^^;) (image) さてさて、香川県は庄内半島のツアー。五艇のシーカヤックを車から降ろしたのは半島の北東側に位置する伊須子の海岸だ。カヤックを海に浮かべたのが正午前とえらくのんびりしてしまい、出発早々に目指す方向とは逆の潮の流れに翻弄され全く距離が稼げない。瀬戸内の島々のツアー時にはこの潮の流れに要注意である。二時間近く頑張ったが、腹が減ってはなんとやら、箱崎の灯台横の猫の額ほどのビーチに無理矢理カヤックを引きずり上げ遅いランチタイムとした。腹を満たしながら話し合った結果、当初は一日目に庄内半島の岬を回ってしまう計画だったのを急遽正面に見える粟島に上陸してテントを張り本日は早々に宴会でも、と意見がまとまった。 (image) キャンプツアーの場合、めぼしいビーチに上陸したらまず最初に満潮ラインのチェックが欠かせない。勿論、事前の下調べも重要だが何処まで潮が満ちて来るかは打ち上げられた瀬戸内名物アマモなどの海草類や流木、悲しいけれどゴミを見て判断する。始めてのビーチならばなおさらこの作業は念入りに行いたい。泥酔して寝ている間にテントがプカプカなんて事態は御免であるし、カヤックや道具などが流されてしまったなんて事態は笑い話にも成らない。手分けしてテント設営、今夜の焚き火と調理用の流木集めに取り掛かる。今夜の宿は、キャンプ地としては決して条件の良いビーチとは言えないモノの、住めば都とは良く言ったモノだ。あっと言う間にテント村の出来上がり。そうそう、一夜の宿にするビーチは絶対に西向きが良い。目の前にでっかい太陽が沈んで行くのである。 (image) 二日目は粟島より、庄内半島の先端、三崎に向かって一直線に漕ぎ出す。得てして岬の周りと言うのは潮がぶつかり合い難航する場所である。こことて例外でなく、カヤックのデッキを洗う波に翻弄されながら五艇のシーカヤックは力一杯漕ぎ進み、一時間半ほどかかってようやく岬を乗り越えた。美しい海は良い漁場でもあるのだろう、漁船や釣り船が常に走り回っているのでかなり注意が必要で、経験者とのパドリングが望ましいかも知れない。しかしながら、この辺りからが庄内半島の見所である。三崎周辺の断崖絶壁の下は素晴らしい透明度の海だ。自分の漕いでいるカヤックの影が海底に写るのを眺める不思議な感覚。ターコイズブルーの海に全員で満面の笑みである。難所は越えたので、後はのんびりと本日のキャンプ地に向かうだけだ。 程なく仁老浜に上陸。時間は 13:00。「キャンプする人は○○まで連絡を」との看板の指示通り電話を掛け、遅めの昼食の後、流木集めなどキャンプの為の儀式を済ませたら各自フリータイムだ。今夜の酒を買いに行く者、潜り、釣り、お昼寝、常に海と向き合って暮らしている村の人との会話も楽しい。普段の生活では味わえないこの時間の流れは、シーカヤックツアーならではのモノだろう。 (image) 庄内半島は浦島太郎伝説が語り継がれており、太郎さんのお母さんがこの浜出身だと言う事で、庄内半島の太郎さんは竜宮城から帰った後も、なんと若い姿のまましばらく生存していて、不老浜→仁老浜となったそうな。太郎さんが玉手箱を開けるきっかけと言うのがまた面白い。何でも、竜宮城から帰った後も、時折亀に乗って竜宮城に遊びに行っていた太郎さんだが、その亀が死んでしまったそうな。(笑)この浜は竜宮の浜などとも呼ばれており、トイレはなんと景観に似合わない竜宮城なのである。村はずれにあり、しかも竜宮城まであるのでの少々気落ちするが、海の方だけ眺めていれば美しいビーチが目の前だし、キャンプ地としてはまずまずである。仁老浜からは、三崎の方へとトレックも存在し今日の様に時間があればカヤック&ウォークなどもお勧めアクティビティである。 三日目の朝はゆっくり朝寝をして朝食。本日の予定は時間の許す限り漕ぎ進むと言う事にした。小春日和の空の下、岸沿いに点在する岩の間をすり抜けたり、写真を撮ったり、存分に回り道して遊びながら漕ぎ進む。 残念ながら大浜の海岸にて本日のタイムリミット。カヤックを浜に上げドライバーは徒歩にて出艇地まで車を取りに。車までは大浜からだと約20分程で到着する。ここ庄内半島は、キャンプに適したビーチが少ないのが難点で注意が必要だが、瀬戸内随一の綺麗な海でのパドリングは超お勧めである。ここから何日もかけて無数に点在する瀬戸内の島々を散策するツアーも近い内に是非やってみたいものだ。 -DATA-
場所:
香川県三豊郡詫間町
交通:
マイカーが便利
駐車場:
今回利用したのは伊須子の駐車場
数百円の気持ちを入れておけば良いと言われた。
大抵カヤックを降ろせる場所にはこのような場所が有る。
トイレ:
無し
買い物:
持ち込みがベター



仁淀川川下り

2006-12-20T07:19:59Z

Oct.06-08, 2001 子供と遊んだ仁淀川 カヌーに乗って二泊三日で仁淀川を遊んで来た。川人間が沢山生息する高知県下では「四万十川ばかりが有名になって」と仁淀川系川人間の嘆く声をそこかしこで耳にするが、同じ高知県下にあるカヌイストの聖地「四万十川」に負けず劣らず仁淀は良い川であるのは間違いない。京阪神からも、高速道路の開通によってアクセスも楽になり、無理をすれば一泊二日でも楽しむ事が出来る。今回は出掛けたタイミングがまた良かった。秋晴れの空の下、前日までは台風21号が秋雨前線を刺激して結構な雨を降らし水量は申し分無い。更には鮎漁が一ヶ月程の禁漁期間に入っていた為に、何かとトラブルの元になる鮎釣り師に気を使う事も無く、川は僕たちの独占状態である。 (image) 今回の川下りは、サブタイトルにあるように、僕の娘『よう』(七歳)と従兄弟の息子である『こうたろう』(四歳)を載せたカナディアンカヌーと3バイのカヤックの総勢8名の川下りだ。小さな子供を連れて「カヌーで川下り」なんて危険じゃないのか?等とお決まりの愚問を今回も耳にしたが決してそんな事はない。確かに自然の中で遊ぶと言う事は、遊園地のアトラクションと同じようにはいかないが、遭遇する危険は僕たち大人が回避すれば良い事であり、子供達にはドンドンこういう経験はさせてやりたいと常々思っている。 (image) スタート地点は越知町にある宮ノ前公園、通称「コスモスの里」である。これまたタイミング良く一面のコスモスが咲き乱れる様を見る事が出来た。早朝、大阪の自宅を出て午前中の間に川へは到着していたが、ゴール予定地である仁淀川橋下に車を回送したり、食料の買い出しやパッキングに時間を取られ、既に午後2時を回ってしまった。子供達への配慮として外すわけには行かない沢山の着替えやらおやつ等と言った装備で各艇は荷物満載だ。 (image) 良さそうな河原を見つけたら今日は早々にキャンプしようと言う事にして、準備が出来た艇から早速流れ始める。漕がなくとも、川底にハッキリと見える大小の石がビュンビュンと後ろへ飛んでいくのが何とも心地よい。最高の気分である。大いに笑いながら、増水した川の幾つかの瀬を、波しぶきをかぶりながら通り抜け、川沿いを走る国道から外れた場所を本日のキャンプ地とした。キャンプ地を選ぶ際には、万が一の時にも直ぐに逃げられるエスケープルートの確認が第一だ。さらに出来る事なら流域の民家や道路なども見えない方が気分は良いに決まっている。焚き火用の流木等も沢山あれば言う事無し。子供達にとっても焚き火は一大イベントである。大人達に混じって楽しそうに燃やす木をあちこちから探し出して来る。薪拾いに飽きたら、今度は拾い集めた木を組み立てたり河原にさし込み、アウトドア雑誌風に言えば「流木アート」を楽しんでいる。まったく子供は何でもオモチャにしてしまう天才だと思う。手の空いた者は食事の準備に取りかかり、流木に火を付けたら宴会の始まりである。 二日目の朝。川面には靄がかかっている。今日も良い天気になりそうだ。早速、夜の間に仕掛けて置いた『置き針』や『カニ籠』を引き上げに行き手長エビやナマズ等の獲物に歓喜し、大人も子供も仁淀川を満喫している。今日はこのままこの河原で遊んでいたい気持ちをこらえて出発。 幾つかの瀬を順調に漕ぎ進んでいた矢先、子供達を乗せたカナディアンが大きな横波を貰い水没。しっかりとしたPFDを付けてあるので溺れる心配は無い。すぐさま子供達を捕まえて、プカプカと流れて行くと仲間が拾い上げてくれた。幾ら良い天気だと言っても、季節は秋。すぐさま濡れた服を脱がせ乾いた服に着替えさせ、流木を集め火を起こし暖を取らせる。おやつを与えれば何事も無かった様な笑い声。たとえ沈したところで、キチンと対処すれば何も問題は無い。楽しいハプニングである。オヤジ達への信頼感は事有る度に失ってしまったが、、、 二日目の夜も広い河原でキャンプ。キャンプ可能な河原は幾らでも有るが、上記した様な良い条件のキャンプ地はなかなか見つからないだろう。何度でも通って、お気に入りの河原を探し出すのも楽しみの一つだ。他のキャンパーが気にならなければ、いっその事キャンプ場利用も良いだろう。仁淀川流域は川にくっついて人が住んでいる、常に人の気配のする川だ。流域に住む人に対しての配慮は欠かさずに、仁淀川を楽しんで貰いたい。 -DATA-
場所:
高知県高岡郡越知町~吾川群伊野町
交通:
カヌー・カヤックにはマイカーが便利
高知道「伊野IC」降りて直ぐが伊野町
駐車場:
今回利用したのは越知町の宮ノ前公園と伊野町仁淀川橋西側の波川公園
トイレ:
基本的には無しと思った方が良い
買い物:
伊野町や越知町では大きなスーパー等もあり何でも揃う。
流域の村々などでも買い出しは可能。



八重山諸島シーカヤック vol.3

2006-12-20T07:20:47Z

Jul.27-Jul.28, 2001 まれびとの島渡り (西表島・白浜~外離島~白浜~鳩間島~バラス島~西表・上原) (image) 7月27日(旧暦6月7日) 満潮12:22 干潮18:28 昨日はおよそ40kmも漕いでヘトヘトになってしまった。ということでクーラーバッグにビールをたっぷり詰めて外離島までお手軽ピクニックに出かけた。しかし漕ぎ出てみると昨日の疲れか、それともただのやる気の無さかちっとも舟が進まない。やっと外側を廻って島の西の浜に着いた。一応四つ目の島渡りだ。潜ってもサンゴはほとんど死んでいてあまりキレイでない。やはりリーフの縁まで行かなければダメなのか。そこでさらに廻って内離島と接する辺りに再上陸。ここはサンゴはないが真っ白な砂がふたつの島を結ぶように堆積している。どんどん潮が退いているのでその砂がずんずん顔を出して白さを増している。インスタントラーメンを作って食う。キャンプ食として用意したが毎日の宿泊まりで全く手をつけていなかった。ジリジリした太陽の下でハフハフとラーメンを食うのもイイもんだ。それだけでは足りなくて、相棒がポーク缶とアルファ米で焼きめしも作ってくれた。そういえば、このおやじと初めて那珂川を下りに行ったときもマルシンハンバーグの焼きめしだった。こうやって陰ながら「あやしい探検隊」の林さんばりに働く相棒に拍手を送りたい。 まんぷく腹を抱え、今度は風の鳴る木陰で昼寝を貪った。 (image) 7月28日(旧暦6月28日) 満潮13:50 干潮19:23 台風8号が近づいてきた。明日29日から大荒れのようだ。今日が航海最終日になる。鳩間島に渡りそれから西表の上原に戻る予定だ。出港時、LBカヤックステーションの人からサメに気をつけるように脅かされた。サメは自分より身体の小さいサカナを襲うらしく、一度自分の身体を擦り寄せて背比べをするという。那覇のKさんは、金武(きゃん)岬沖でこれをやられた時は生きた心地がしなかったと言っていた。二艘で縦長に繋がって大きく見せて漕ごう。漕ぎ出しは昨日と同じコースを取るので気が乗らなかったが何故か今日は軽やかに進んでいく。すぐに赤崎を越えてまるま盆山岩、祖納(そない)から干立の浜も懐かしい。上げ潮なのでリーフの中の浅い海を行く。緑に透き通った水がキラキラと太陽を反射する。右前方に大きな白いドーナッツのようなものが浮かんでいた。それはカヌーが近づくと、くるっと身体をねじったかと思うと一本になって海の底へ潜って行った。ウミヘビだ。肺呼吸のウミヘビはこうして酸素を補給しつつ漂っていることがよくあるらしい。宇那利崎を越えたところで上陸。ウナリ崎とは恐ろしそうな名前だ。きっと島の北西に面し、鳩間島との間の狭い海峡なので大時化の日には海神の唸りが轟くのだろう。本当は星砂の浜に上陸してビールを飲みたかったのだがリーフに早く入りすぎて行き止まってしまった。しかし裾を波に削られたサンゴ石灰岩の大岩に挟まれたこの浜もなかなか良いところだ。振り返ると遠く外離島が霞んでいた。 (image) いよいよサメの海だ。覚悟を決めて漕ぎ出した。それでもなるべく海底の浅いところを選んで進んだ。しかしそれもそんなには続かない。海の色がどんどん濃くなっていよいよ海峡核心部に来た。早く来いよ。縦長一列になって行くんじゃなかったか。相棒に向かって心のなかで叫んだ。波も出てきたのでパドルは動かしたままだ。やっと追いついて横に並んだ相棒は「潮に流されてるな」と言って先に行ってしまった。その言葉が呪文のように急に舟足が遅くなった。前を行く相棒艇もどこかヨタヨタしている。それからはもうサメなんて言ってられなくなった。向かい風、向かい潮に逆らってひたすら漕いだ。それでも鳩間島の姿は大きくなろうとしない。水を飲みたいが漕ぐのを止めて戻されたらもったいない。格闘、激闘2時間。赤い灯台を回り込み鳩間港に入港したときは疲れ果てていた。五つ目の島渡り。 (image) 鳩間島はちょうど豊年祭で賑わって、人口60人の島が数倍に膨れていた。この日のために里帰りした人や観光客が港の前の広場で行われている祭りの踊りに見入っていた。ビールを飲んでソバを食ってあわただしく出発する。台風さえ来ていなかったら是非ともこの島に一泊したいところだが。わずか1時間の滞在。しかし垣間見た鳩間の集落は竹富のそれと違い何故かホッとする人の温もりを感じた。サンゴの死骸が堆積したバラス島が白く光っている。それを目がけて一直線にルートを取った。先行したので相棒が追いつくのを待っていた。波が高くなって止って待つには不安だ。漕ぎながら首を回して後を探すが見つからない。早く来いよ。波は横から打ちつけるようになった。やばいなと思って船首を波に向けると相棒がその先にいた。潮の流れを計算してルートを取っていた。おいおい、サメ除けに縦一列で行くんだろが。 (image) 六つ目の島、バラス島は不自然に大きく盛り上がっていた。観光船のおにーちゃんに訊くと毎年人が積み上げているらしい。天然の堆積島と思っていたのに、それを聞いてガッカリした。しかしまっ白い陸の裾が鋭く青い海に落ち込む様はそれで美しい。輝きだした海に潜ると優しく揺れる光が海底に映った。西表上原港まで最後の航海。じっくり味わいながらパドルを降る。行く手の海が陽の光にきらきら光っていた。 -DATA-
場所:
沖縄県八重山郡竹富町
交通:
石垣島離島桟橋より上原行きフェリー(2,000円)上原よりバスで白浜(1日5便 390円)
駐車場:
西表白浜港、上原港に無料Pあり
トイレ:
白浜港、星砂の浜、鳩間港、上原港にあり
注意:
西表~鳩間の海峡はサメが出没するらしい。潮は西に激しく流れている
鳩間島:
人口60人の小さな島。山村留学で有名。島には商店が1軒のみ。食堂はない。渡るには石垣より週3便のフェリー



福井県常神半島

2009-02-17T05:47:06Z

Jul.27, 2001 (image) 今回のパドリングは、関西に住む人にとっては海水浴等で馴染み深い若狭湾の西側に突き出た常神半島だ。三方五湖などをはじめとする観光スポットも数多い。我々シーカヤッカーにとってのこの辺りの魅力はなんと言ってもその海の美しさ。どういうわけか我々関西の、それも太平洋側に住む人にとっての日本海のイメージと言えば、波が高く暗く冷たいイメージが付きまとってしまうのであるが、実の所、特に夏場は何時出掛けても穏やかな透明度抜群の海が最高のシーカヤックツアーを堪能させてくれる、とびっきりのフィールドなのである。(但し夏場の週末は前途の海水浴客等多数でお勧めできませんが...) 本日の相棒はノブ君。気心しれたパドラー同士、互いのスケジュールさえ会えば前夜電話で「明日行く?」の一言で何処へでも出掛ける、超が付く好きものシーカヤッカー仲間だ。今日は日帰りであるし、のんびりとパドリングを楽しみビーチでゴロゴロしようと言う計画なので、半島のほぼ先端の小さな町の「常神」からの出艇とする。話はずれるが、三方五湖より漕ぎ出して、常神半島を回ってしまうコース等カヤックの上げ下ろし場所や駐車場はそこかしこにあるのでじっくりと何度も通って遊んで欲しい。 (image) 常神の港のすぐ横の小さな浜からカヤックを下ろす事が出来る。カヤックの準備をしていると浜のすぐ上のお寺の住職さんが声を掛けてきた。実はこのお坊さんもシーカヤッカー。常神の海の事を良く知っておられ、話をするのが常神へやって来る楽しみの一つでもある。 常神の港を出て岬の方に漕ぎ進むと、岬の先端に大きな岩が見えて来る。東側に回り込み、岩の中へとカヤックを進める。この岩は洞窟があってカヤックに乗ったまんま入り込めるのだ。潮周りによっては反対側にくぐり抜けられるので、干潮時がお勧めである。シーカヤックでの洞窟くぐりほど楽しいものは無いので、まだ体験した事が無いと言う人は是非味わって貰いたい。洞窟の中は差し込む光の加減で、言葉では言い表せない幻想的な雰囲気が実に良いのだ。 (image) 洞窟を楽しんだ後、次に向かうのは御神島(おんかみじま)。一時間もあれば十分一週出来る小さな島だが、ワンディでのんびりとパドリングするのにはちょうど良く、透明度抜群の日本海を楽しめるコースとしては最高である。常神の港からは、この島を50分程かけて一周するガラス張りの船底のグラスボート等も運行されており、グラスボートに乗ったお姉さんに手を振りながら島を一周した後、静かなビーチに上がり昼食とした。 -DATA-
場所:
福井県三方郡三方町常神半島
交通:
大阪から名神高速~湖西バイパスを乗り継ぎ約165キロ。
駐車場:
常神港内にあり/1日300円。
トイレ:
漁港内に有り。海水浴シーズンは付近のビーチに渡船がでており、幾つかのビーチには仮設トイレが設置される。
買い物:
付近には無いので、持ち込みが良い。
宿泊:
原則的に付近のではキャンプ禁止されていると聞いた。
民宿等は多数有り。海の幸は最高/6,500円~。



八重山諸島シーカヤック vol.2

2006-12-20T07:20:47Z

Jul.25-Jul.26, 2001 まれびとの島渡り (西表島・大原~白浜) (image) 7月25日(旧暦6月5日) 満潮10:17 干潮16:57 今日も怪しい天気、朝から雷雨が降ったり止んだりしている。停滞日と決め宿の車を借りて島の観光に出かけた。板根を大きく張り出し鬱蒼としたサキシマスオウの森は不気味な精霊の宿る気がした。由布島への渡し口では数10年かけて、この島に一人で木を植え緑にしたおじぃの娘さんに会った。本を読んだばかりだったので短い出会いだったがうれしかった。午後から仲間川をさかのぼってみるがまたもや干潮時で、いくらも行かないうちに艇の底を擦りすぐに引き返した。マングローブの林にアカショウビンのかん高い声がひびいていた。 (image) 7月26日(旧暦6月6日) 満潮11:14 干潮17:41 今日は南岸を廻り島の西側に出る。途中には前回沈したパイミ崎がある。集落のある舟浮まではおよそ40kmもある。気合いを入れて行こうとするがそれが入らない。仲間川観光船の船着き場から出航した。まずこの川を下って海に出なければならない。満潮時なので上げ潮に逆らって漕ぐことになる。河口に出るまでですっかりイヤになった。こんな調子で行けるのだろうか。不安をかき消すように海水をすくっては火照った身体に浴びせた。仲間港の岸壁を廻ると海水に浸食されたサンゴ石灰岩の海岸になり、海とせめぎあうようにモンパの木やアダンが揺れていた。相棒がションベンに上陸したのを見て俺も舟を着けた。そしてすぐに海に飛び込むと体中の細胞が冷やされて生き返った心地だ。再び舟に乗り込むとさっきまでの気怠さは吹き飛んでいた。遙か遠くに見える島の西南端、落水崎までもすぐに行けそうだ。岩の上に釣り人がいた。そこを過ぎるとすぐに長い砂浜が現れた。南風見田の浜だ。前回は来ることができなかった憧れの場所だ。前回パイミ崎のキャンプで一緒したカワシマちゃんは今年も来ているのだろうか。黄色のテントを探したがここからは判るはずない。海がキレイだ。この辺りはリーフが小さく深みがそれだけ濃い蒼をしている。やっと本当の沖縄の海を相棒に見せることができた。舟は離れているがきっとヤツもウォーと感動の雄叫びをあげているだろう。海岸線は断崖が続いている。鹿川(かぬかわ)湾手前の小さな浜のひとつに上陸した。砂にはキャタピラーが走ったようにウミガメの歩いた跡がいくつもある。きっと石垣のAさんや多良間島のSさんなんかこれを見たら大喜びだろう。産卵場所と思われる辺りを避け木陰で一休み。目線は自然と遠い水平線に行く。あの青い空と海のずっとむこうまで行ってみたい。 (image)  (image) 再出航。リーフの縁で立つ波が予想より早く崩れて胸まで被ってしまった。かなり浸水したのか舟の尻が重くなった。鹿川湾にさしかかると急に空が曇って、雨が降ってきた。おかげで涼しくて気持ちイイ。しかし視界が暗くて湾の奥までしっかりと眺められないのが残念だ。すぐ越えられると思った鹿川湾も意外と大きかった。落水崎には知床オシンコシンのような滝が流れ落ちていた。ここも上陸したい場所だ。再び空が晴れ渡り海はすばらしい色になった。エメラルドの中に魚が泳ぐのもはっきり見て取れる。深みはインクブルー、群青色、濃く深い青色はなんと表現するのか。そんなことを考えていると後から近づいてきた相棒が、「海が紫色やナー。」そうか、そんな言い方もあるか。落水崎を過ぎるとすぐだと思っていたパイミ崎までは悲しいほど遠かった。10kmちかくあることを忘れていた。おまけに潮が逆らしくちっとも進まない。すぐに疲れ果て水を飲んだり浴びたりと、海が凪いだぶんだけ漕ぐのをサボッてしまう。パイミ崎と以前沈したゴロタ石の浜が見えると元気復活。前回ミズブネでかわしたパイミ崎を回り込み砂が白く光る浜に上陸した。午後3時半、出発して6時間以上経っていた。 (image) 3日もキャンプしたこの浜は懐かしい場所だ。その時は海が時化て閉じこめられたという暗い気持ちがあったが今日は違う。美しさも今回の旅で一番の浜だ。でもそれは俺だけではなかった。相棒はさっそくシュノーケルを着けクマノミと遊んでいる。名残惜しくも出発する。やはりビールやクーラーのあるところで眠りたい。舟浮、できたら白浜まで行っておきたい。すぐに網取湾が見えてきた。前回は干潮のリーフをカヌーを曳いて歩いたのでものすごく時間がかかったが、漕いだらほんのひと漕ぎだ。奥に東海大の海洋研究所が見える。サバ崎の浅い海に高床式の観察テントがあった。目の前の岩礁で営巣する海鳥を調査しているようだ。その岩礁からエリグロアジサシが飛び立って行った。ゴリラ岩はこっちからより反対側からの方が似ている。サバ崎を越え、内離島に沿って舟浮湾に入った。これでもう白浜まですぐのはずだった。しかし漕いでも漕いでも舟浮集落にさえ着かない。陽も傾きかけ海の色も鮮やかさを失い、白浜にたどり着いたときは午後7時を過ぎていた。 -DATA-
場所:
沖縄県八重山郡竹富町西表島
交通:
石垣港離島桟橋より大原行きフェリー(35分 2,090円)
駐車場:
大原仲間港、白浜港に無料Pあり
トイレ:
仲間港、白浜港にあり
注意:
西表島南および南西海岸は断崖が続き陸路はなし、潮も速い難所となる。またウミガメの産卵場所となっているので浜を歩くときには気をつけること。南見田の浜はキャンプ禁止
水場:
鹿川湾、落水崎、パイミ崎北の浜、崎山湾、網取・東海大海洋研究所、舟浮集落にあり
由布島:
入園料(水牛車渡し込み 1,300円)
「楽園をつくった男」森本和子著 アースメディア刊
外離島:
白浜沖3kmに内離島と並んでいる。半自給自足の住人が一人



八重山諸島シーカヤック vol.1

2006-12-20T07:20:47Z

Jul.23-Jul.24, 2001 まれびとの島渡り(石垣島~竹富島~小浜島~西表島) 沖縄八重山の島々は広く石西湖礁に囲まれあまり外洋の影響を受けない。ここを島から島へ渡り歩く。それぞれの島にそれぞれの文化や人を味わい、誰もいない浜で泳いだり釣りをしたり、きっと楽しいに違いない。相棒の都合でチケットの一番高い夏休み中になってしまったが、それ相応以上の旅となった。 石垣まではもちろん飛行機、羽田から直行便は1日1便。それだけにプラチナチケットの感がある。今回JTBのホテルパックを利用したため、初日は石垣港離島桟橋前の石垣グランドホテルに宿泊できた。スーパーで食料や備品を買い足し翌朝の出発に備えた。 7月23日(旧暦6月3日) 満潮8:34 干潮15:30 沖縄の夜明けは遅い。午前7時過ぎ、石垣港離島桟橋の片隅で舟を組み立てていると雷鳴と供に激しい雨が叩きつけるように降ってきた。遠くで低く鳴る音はさっきから聞こえていたが、今回もすんなりと出航させてくれなかった。しかし昨夜は暑苦しく、ほとんど眠っていないので体力を回復するにはラッキーだった。雨は上がったが暗い雲が流れる昼前、赤と青の二艘のカヌーは出発した。港の中は激しく往来する離島行き高速船の作る波が交差していた。港の防波堤に沿って進むが、近づき過ぎると今度は返し波がきつい。ゲートを過ぎ港の外に出ると波は収まり、海と空が拡がって竹富島が正面に見えた。黒島や小浜島、西表とこれから巡る島々も見渡せた。舟道を表す赤いポストが続いている。それに導かれるように進むと連絡船と鉢合わせになる。辺りを見回して舟道を外して一気にパドルを振り回すが、敵は動力船でみるみる近づいてくる。やっと安全なルートに入ってホッとすると目の前に竹富島の海岸線が広がった。すぐそこに平らな竹富島があるように思えたがそれからが意外に長かった。それでも追い潮に助けられて竹富東港に到着。結局出航してわずか1時間だった。 小さな島のわりに港は大きい。これも人気の島で多くの観光客を運んだ船が着くからだろう。おきまりの赤瓦の待合所やトイレがあった。島渡りの一つ目成功。とりあえずホッとした。防波堤脇の浜に行ってみると、抜けるような空の下の眩い砂浜、という表現にはほど遠くガッカリした。相棒に見せたかった沖縄の海ではなかった。上陸しても店などは無い。船も出航した後で、静かな港から集落に延びる道はすぐにフクギの中に消えていた。顔を出した太陽の日射しに肌が痛い。水をたっぷり飲んで出航。小浜島を目指す。島の北側を廻ると浜はすぐに消え、海岸線まで緑が押し出していた。追い風がさらに強くなった。潮が退きはじめリーフの中を歩く羽目になった。これも沖縄の海ではお決まりのこと。リーフを出ると相変わらずの追い潮。遠くコンドイビーチが白く輝いていた。またもや空模様が怪しくなってきた。遠い空で雷の音が低く続いていた。二つの島の中間あたりまで来ると、正面に見える小浜島を大きく抱いたような西表島上空に黒雲が沸きあがった。そしてそこに激しい爆発音と供に稲妻が縦に走った。退却。しかしラダーが調子悪く、方向転換に手間取り相棒艇[...]



直島諸島シーカヤッキング

2009-02-17T05:54:00Z

Jul.20, 2001 夏本番 (image) 太陽はギラギラ、鮮やかな青い空の隅っこには入道雲がモクモクと立ち上がる、とんでもなく正しい夏空の下、直島諸島へシーカヤックキャンプツアーに出かけた。カヤックの準備をしているだけで汗だくのフラフラだ。準備もそこそこにPFDを着込んで海に飛び込んでクールダウン。プカプカと水面に浮かびながら、あっちにもこっちにも見える島々を眺めれば気分は盛り上がざるを得ない。20近い数の有人無人の島で構成される直島諸島は、日帰りから一泊でも二泊でも好みによってツアーコースは幾つでも用意出来る。更に体力や時間があれば豊島や小豆島、四国側へと漕ぎ出すのもかなり面白い。『シーカヤックでの島巡り』と言う「らしい」キャッチフレーズを鵜呑みに出来る良いフィールドだ。 本日の出艇場所は岡山県の日の出海岸である。駐車場から道具類を少々運ばなくてはならないのがちと辛い。更には、猫の額程の小さな浜辺にはジェットスキーやら海水浴の親子連れやらでごった返して騒々しい事この上ないのであるが、この辺りでは駐車場所を確保しつつカヤックをこぎ出せる貴重な場所であるからして、そうそう文句は言えないのだ。。。準備が出来次第さっさとカヤックを浮かべ出発するに限る。今回のメンバーは総勢8人の大所帯。全員南の島で知り合ったと言う「島大好き、夏大好き」な仲間の関西での同窓会である。 (image) 遅刻して来たメンバーが居たりして、のんびりと出発してしまった為に、予定していた島を回り込もうとしたとたんに強い潮流に押し戻されると言うハプニングがあった。しょうがなく180°向きを変え追い潮に乗って流れるままに島を回る事にした。楽ちんではあるが、カヤックで漕ぎ進めない様な潮流に乗るとカヤックのコントロールは確実に難くなるので要注意だ。幾つかの島の間を漕ぎすすみ、木陰がある涼しげなビーチに上陸して昼食。あまりにもの心地よさに、まだ一時間と少ししか漕いでいないくせに、今夜はここで野営しようか?等と言う意見も出たが、却下。この浜は東向きだ。西向きの浜を選んでサンセットタイム等を楽しもうではないかと言う意見を多数決で決めて再び海の上の人となった。 (image) 本日のキャンプ地は井島。半分が岡山県、もう半分が香川県と言う島だ。勿論西向きのビーチに上陸したのは言うまでもない。まだまだ太陽は元気な午後三時。お楽しみのハッピータイム。氷を砕きカクテル「シーカヤッカー」で乾杯だ。後は夕食が出来るまで三々五々、釣りをしたりシュノーケリングや昼寝を決め込みのんびりと過ごす。目の前の空が赤く染まり出す頃には、皆すっかり日々の生活は忘れ去り、良い顔になった。さてこれからはお楽しみの、焚き火を使ったシーカヤックツアーならではの豪快な夕食のはじまりである。ムード満点の焚き火の炎とキャンドルの周りで全員少々食べ過ぎ&飲み過ぎ。昼間の暑さが嘘のように潮風が心地よい。 今夜のハイライトがもう一つ。すっごい数の夜光虫が我々を歓迎してくれた。石を投げれば飛び散る波紋までもがキラキラと光る。こんな夜にはパドリングしない手は無い。既婚女性や男はパス。(笑)独身女性だけをカヤックの前に座らせて、一漕ぎする度にキラキラ光る海面を眺めながらのナイトパドリング。空を見上げれば流れ星が。まったく文句無しの一夜である。 (image) 最後に注意点。必ず確認しておきたいのはこの辺りはフェリーや貨物船の行き来がかなり激しい場所である。航路は必ず海図等で確認しておく事。漁船は勿論、特に休日はプレジャーボートの類も凄まじいので要注意だ。場所によっては潮流も激しく、この海域はやはり経験者とのパドリングをお勧めする。言うまでもないが焚き火の始末、ゴミの始末は我々シーカヤッカーのフィールドを守る為にも確実に行いたい。 -DATA-
場所:
香川県香川郡直島町井島 直島諸島
交通:
宇野港より車で5分程。玉野競輪場すぐ横。
駐車場:
日の出公園駐車場を利用。(無料)
トイレ:
公園内に有り。
買い物:
宇野港周辺に行けばコンビニ等。



奥会津リバーツーリング

2006-12-20T07:22:45Z

Jul.01, 2001 伊南川~只見川カヌーツーリング。 (image) 福島県の南西部に位置する奥会津の里は、檜枝岐村。舘岩村。伊南村。南郷村。只見町。金山町。昭和村。三島町。柳会津町の、九つからなる町村によって形成されている。その流域には、檜枝岐川と舘岩川が合流して伊南川となり、約60kmの流程をへて只見川に合流する福島県最後の清流がある。最後のと敢えて言ったのは、伊南村合流から只見町まで約45キロ程の流程間には、パドラーが超えられない大堰堤は皆無だからだ。しかし、堰堤計画は今現在存在しています。山岳渓流の荒々しさから、山野草が咲き乱れるフラットなチョークストリーム迄をのんびり過ごすカヌーツーリング。今回は、伊南川のアユで有名な山里のリバーツーリングから、釣りとキャンピングライフを紹介します。 (image) 私が愛用するカヌーは、20年程前に手に入れた13フィートのオープンカヌー(フジタ製)だ。穴が開いたのは数え切れないぐらいだが、その都度グラスファイバーで保守しているので、何とか今でも浮いてます。でも、継ぎ接ぎだらけでとても人前には出せない代物なんです。そんな相棒に命を託して、舘岩川と檜枝岐川の合流地点(内川地区)から、一泊二日の清流下りを開始しました。漕ぎ出してから直ぐに、小さな堰堤を難なくクリアしたが第一の関門となる舐め底の一枚岩が迫っていた。このフィールドは、急な左カーブから筋目のある一枚岩のトレールを過ぎると直ぐに、落差1メートル程の落ち込みプールになっている。増水等で危険な時は、一旦カヌーを担いでプールから再び漕ぎ出すが、今回は平水だったのでフロントの荷物ウエイトを調整して一気に突入。この岩場の筋目は3つ有り、どのゲートにトップ(舳先)を向けるかが勝負所だ。一瞬にして左サイドと判断、パドルでスピードダウンしながら無難に通過!しようと思ったら、何と流れの割れ目に玉石が挟まっているのを見てしまった。ガツーンと小気味いい音が、ケツの下から湧き上がり目前の落ち込みも頭から消えてしまった。何のパドルワークも無しにプールに着地。いや、着水して我に返った。大きな開口部は無かったが、急いで引き上げて船底をチェック。70cm程の引っ掻き傷は有ったものの、相棒の命に別状は無かった。しかも、この場所で良型ヤマメをルアーでゲット。怪我の功名か、晩のオカズは確保できました。 (image) 大きな転覆事故も起こさず、伊南村を過ぎて南郷村に侵入を試みた。上流部から比較すると、川幅も20m程に広がり大きな淵が連続してくるリバーエッジが多くなる。南郷村役場裏周辺は、立ち込みでは入渓不可能なベストエリアをルアーフィッシングで狙う。タックルは、6フィートUライトアクションロッドにABUカージナル33をセット。ラインは、5ポンド100ヤードをストック。この辺りは、スーパーヤマメと称する熟女魚達が生息しているのだ。熟女魚とは、何者かだと!疑似鈎師が誘う偽者のプレゼントを巧みに交しながら、修羅場を潜り抜けてきた尺上の幅広山女魚をそう呼ぶのです。セットルアーは、6gバイトスプーン。これは、私のオリジナルカラースプーンだが、数々の実績をモノにしている自信作です。リバーサイドにカヌーを寄せて、アップクロスにファーストキャスト。流速5キロ、水深約1m程の本流域だから、ターゲットは複数たむろして居る筈だ。しかし、期待に逆らってヒットセレクトの三つ目までがノーアクション。瀬尻まで少し下げてから、縁起の悪い四番手はパープルオレンジに決めてシューティング。沈石の左サイドを通過した時、ノッシリと分身に吸い付いてきました。永年の感触から、熟女魚と判断して慎重にランディング体制を敷く。否応無しに引き寄せられた獲物は、ピンクの頬にブルーマークを纏った尺上の山女魚だった。テールウオークを満喫してから、気分良く彼女を解放して今夜のキャンプサイトを求めパドルを握った。 (image) リバーキャンプは、只見町に進んでから直ぐの左手河原に決めた。この場所は、夜中の増水にも安全な台地があり、流木も沢山あるのでベストサイトになります。手早くモンベルのテントを設営して寝床は完了。キャンプと言ったら、焚き火ですよね。私は、一人旅でも夜花火(火の粉)が好きでいつもしています。河原の玉石で、ファイアーサイトを構築してから焚き付けを下に重ねます。時間が有れば、ナイフで切れ目をたくさん入れて、着火効率を高くします。古木をどんどん燃やして置き火を作ります。パーコレーターでコーヒーを入れながら、ハンゴーを並べてから獲物を調理。付け合せは採取したクレソンしか無かったが、置き火が沢山有れば濡れたウエアも乾きますし、ご飯も焼き魚も美味しく出来上がります。もちろん、明朝の出発前に焚き火の形跡を残してはいけません。後片付けは、キャンパー最後の仕上げです。 南会津山里のリバーツーリングライフは、檜枝岐村。舘岩村。そして伊南村から南郷村を経て只見町に進入。約一時間程で、田子倉ダムから流下する只見川と合流します。この流程間には、小豆温泉。古町温泉。きらら温泉。宮床温泉。さゆり温泉。湯ら里温泉。等いつでも入れる湯船が待っています。流れも小さな堰堤が数ヶ所ありますが、ハードルートも無くカヌーをちょっと担げば容易に乗り越えられます。黒谷川の合流地点では、上陸して手打ちソバを味わったり、昔のサケ漁歴史資料館(昔は日本海からサケが大挙して遡上していた)を覗くのもいいでしょう。但し、増水時にはハードランディングエリアも二ヶ所程出現しますので、油断は禁物ですよ。私なんか、数年前横転してカヌーに逃走された苦い経験があるんでね。安全確認は必ず実施してください。 -DATA-
場所:
福島県南会津郡
交通:
磐越道坂下IC→R252経由→R289伊南村まで約一時間30分。
東北自動車道西那須IC→R400→R121→R289経由。舘岩合流まで約2時間。
駐車場:
河原
トイレ:
河原



庵治の島々シーカヤックツーリング

2009-02-17T06:01:50Z

May.26, 2001 庵治で島巡り 翌週は牛窓で盛大なシーカヤックイベントが開催される。Gofieldスタッフとして、「いやぁ、今年初めての海なんですよー」というわけにもいかないので、スタッフの稲毛君と近場の庵治町で今年最初のシーカヤックを楽しむことにした。というか、練習ですね。R11を県道36号庵治方面に入り、石材屋さんの並ぶ道を北進。やがて庵治町の中心街になり、そのまままっすぐ。庵治温泉を越えると江の浜海水浴場にいたる。四国最北端の竹居観音岬はこの先だが、浜の終点のところの路肩に車を止めてここから海に出る。夏場は通行量もそこそこあるので、車の運転は注意が必要だ。 広い路肩でシーカヤックを降ろして準備を整える。ついついビールなんかも積み込んでしまいます。目の前には小豆島を背景に島々が点々としている。シーカヤックのフィールドとしてはすこぶるそそる眺めだ。僕らは時計と反対周りに稲毛島から目指すことにした。奇しくも同行する稲毛君と同じ名称。今年最初のパドルを漕ぎ出した。と、けっこう船が多い。フェリーなんかが島と島の間を通っている。多少の波もあって、僕はちょっと緊張する。いや、かなり緊張。波に揺られることが快感になるまで時間がかかった。稲毛島は地図では1,200mほどなんだが、どうにも姿勢が悪いのか腕の動きが悪い。感を思い出しつつ進む。 (image) 晴天のぎらぎら太陽の中をやっとの思いで稲毛島到着。ペットボトルのお茶を飲む。2リットルだが無くなりそうな気がしてきた。稲毛島は2つの岩場があってその間は壁一枚という感じの土手。標高も高くない。周辺には釣り舟や渡船で渡った釣り客がいて迷惑そうにこちらを見ている。遠慮して沖を進んで今度は兜島へ渡る。徐々に潮の流れが速くなるが、慣れてきた僕らは軽快に波を超えていく。浅い岩場などでは海草が茂っていて海が黒い。姿勢を倒して気をつけて海の底を覗き込む。太陽光線の中で魚が岩の間の砂の上に寝ている。コチとかいう魚だ。釣られないようにね。 (image) 兜島を後にして、鎧島へ。途中、白波が立っているところを通り抜ける。スリルを味わいつつ注意して進む。正直言うと僕はそろそろばててきていて、稲毛君にペースを合わせることを辞めている。マイペースでのんびり行くことにした。すると離されるわ離されるわ。運動不足はいかんですね。鎧島で「大島まで行くかどうか?」考えたがここまで来たら全部周ることにする。大島は無人島でなく、国立の療養所などもあって、定期船が就航している。それだけに船には注意だ。汗たらして大島神社の社を見ながら、なんとか浜が近づいてきた。 (image) 浜に上陸。時間も早いのでビールを飲んで休憩にした。木陰でライフジャケットを脱いで寝転ぶ。山でも海でもこの瞬間が一番好きだ。って、当たり前ですよね。寝転ぶと青い空が広がっていて、波の音がリズムを刻んでいく。青と黄のシーカヤック以外、人工物は何も見えない。大きな流木と僕らだけの浜でしばらく目を閉じた。 -DATA-
場所:
香川県木田郡庵治町
交通:
R11から県道36を庵治方面。海沿いに走って、江の浜。
駐車場:
路肩が広い部分に駐車する。
トイレ:
浜辺には無いので気をつけましょう。
キャンプ:
ちょっと危険です。
携帯電話:
ほぼ通話圏内です。



海からカナダ西海岸を探索

2006-12-20T07:18:42Z

May.25-26, 2001 Indian Armのシーカヤッキング (image) カヤックでキャンプに出かけよう。ブリティッシュコロンビア州海岸を探求するにはこの方法が最適だ。海岸を静かに滑走すると、好奇心いっぱいのアザラシ、遊び好きのカワウソが視察に訪れる。まれにはイルカやオルカさえもが偵察に来る。ビーチ沿いでは、餌を探す熊や狼に出くわすだろう。ごつごつした枝の上から彼らの領地を見渡している鷲を見るだろう。その昔、カヤックはイヌイット族のアザラシ猟のために発明された。その頃のものと比べると、近代的なシーカヤックは長くそして強化された。アザラシやカリブなどの材料はファイバーグラスとプラスチックへと変わった。この用途の広く頑丈なクラフトでならブリティッシュコロンビア州沿岸のどこへ行くことも可能だ。カヤックでのキャンプは楽しいものだが、写真のような光景を見るとやりきれなくなる。生きた木々はキャンプファイヤーの犠牲となったあげく、燃やしきられてもいない。ごみを次の人の為に残していってくれたのだろうか。せめてこの人達が、蚊に刺されぼこぼこになったとでも思いたい。 (image) 入江に囲まれ海上交通の盛んなこの場所、Indian Armは処女航海にもってこいだ。Indian Armは1日または1泊旅行に最適だ。Deep Cove Canoe and Kayakでカヤックを借り、カヤックの前と後に荷物をバランスよく積め込んだらDeep Coveから北へと向かう。緊急時に海上交通の激しさは好都合だが、入江ではレジャーを楽しむ船が一番危険だ。なぜなら、ブリティッシュコロンビア州では原動付きボートの操縦にライセンスは不要だ。ということで技術レベルにはびっくりさせられる。このような理由からも、カヤッカーは特に目立つように明るい色の服の着用をお勧めしたい。さらに海岸沿いを滑走するとき、あなたのグループがばらばらにならないようにすることが賢明だ。かたまっているグループは見えやすく、大海原で一人一人ばらばらに広がることは避けたい。必要なとき以外、海上交通路を横切ったり海の真中でだらだらしないようにしよう。 北側に向かうとすぐにDeep CoveのビーチとWoodlandsの裏を離れて行く。右手にIndian Arm州立海洋公園の一部であるRacoon島そしてTwin島が見えてくる。Twin島では島の北側に小さな水源があるだけだが、飾り気のない2、3個所でキャンプが可能だ。北にこぎ続けると、いくつかの町を通りすぎる。点在する小さなビーチは入り江に垂直に落ち込む急でごつごつした崖へと続き、これがブリティッシュコロンビア州沿岸でよく見られるフィヨルドを作り出している。事実、Indian Armは北アメリカの西海岸で見られるこのような入江の最南端に位置する。8kmほどカヤックをこいで行ったところの西岸でコンクリートの工作物に気づくだろう。1903年に作られ、1914年に拡張されたこの発電所は、バンクーバー最初の水力発電施設だ。崖の上のBuntzen湖から排水される。この二つの小さな発電所は、今もなお76,700kwを送り出す街の重要な力を備えている。Buntzen湖への二つ目の発電施設からのサービス路は、半時間の快適な散歩となるだろう。カヤックの中でむずむずしていた足を思いきり伸ばしてやろう。 発電所をすぎ文明を後にする。4kmほど後、西岸の崖へと流れる滝、Silver Fallsを見る。滝の前の水中に注目しよう。なんとも奇妙な生き物、クラゲの産卵が見られるはずだ。2.5kmほど進むとBishop's Creek州立海洋公園につく。その反対側には急な崖のためキャンプ、陸に降りることが禁止されているGroker島がある。Granite Fallsの北、短いトレイルは入江入り口の景色を望むことのできる場所へと続く。Indian川の河口域の左にWigwam Innがある。国際的なお金持ち達のための贅沢なリゾートとして1910年に建てられたWigwam Innは今現在、Royal Vancouverヨットクラブの出港地になっている。ロッジから歩いて2、3分のところの滝、Spray of Pearl Fallsを訪ねてみよう。キャンプサイトは炭坑があるIndian Armの先を渡ったところに見つけられる。チャーミングな場所とはいえないが値段はお手頃で放棄された道具を散策するのは興味深いものだ。ぎざぎざした金属、取り残された錆び付いたケーブルで足を切ったりしないように底の分厚い靴をはいておこう。Indian川の入江は、満潮時には散策に適した場となる。手釣り糸またはカニの仕掛けを持って行くつもりなら、晩御飯にカレイ、たら、カニを試してみよう。海水の釣りのライセンスを必ず持参しよう。Indian Armでは汚染、赤潮などで危険なので貝類は避けたい。 -DATA-
場所:
ノースバンクーバーから北へ
交通:
SkyTrainのBurrard駅の隣のDunsmuir Streetから210番Upper Lynn Valleyのバスに乗り、Phibbs Exchangeで211番、212番または290番に乗り換えDeep Coveの道の最後まで行く。カヤックの会社は、ウォーターフロントを下りて行ったところにある。
駐車場:
ノースバンクーバー
トイレ:
Twin島とIndian Arm州立公園Bishop's Creekにトイレあり
難易度:
容易
距離:
36km
時間:
6時間
注意事項:
海上交通多し
-DATA-
◆Indian Arm Kayaking◆
■Deep Cove Canoe and Kaya Deep Cove, North Vancouver
・(604)929-2268
・レンタル 10ドル(時間)
・一泊60ドル
・赤潮ホットライン 666-2828
(image)



多良間島シーカヤック一周敗退

2006-12-20T07:20:47Z

Apr.26-May.07, 2001 東シナ海のまんまる島 (image) 以前この島の上空を飛んだとき、そのあまりにまるい姿に感動した。早速地図で調べるとその島は多良間島といった。うりずんと呼ばれるこの季節は意外と風が強い。過去西表島や宮古島でそれはたっぷり経験済みである。しかしこの島はリーフに囲まれているためにその中を航行すれば安全に回ることができる。何しろもしも沈しても足の届くほどの浅い海なのだから。 (image) 羽田から宮古島空港までは直行便がある。そこからRAC(琉球エアーコミューター)に乗り換える。この飛行機は19人乗り、まるでおんぼろマイクロバスのようで思わず不安になる。しかし景色は抜群で、赤土の畑や白い来間大橋、海一面に広がるエメラルドグリーンの珊瑚礁が手に取るように見えた。20分で多良間空港着。これまた小さな空港ビル(?)だ。空港は島の南海岸にあり、集落は島の北部にある。ベースとするのはその北海岸ナガシャギトゥブリにある「ふる里公園」、この一郭がキャンプ地に指定されている。ちなみにトゥブリとは海への降り口を意味する。 (image) 4月30日。昨日まで続いていた北風から西に変わった。今日は最高の天気。満潮時の前後4時間をリーフ内航行すれば楽勝で一周できる。潮がリーフの中まで満ちてきた。目印にしていた丸い岩も足下は海に浸かっている今が出発時だ。満潮までちょうど2時間。新兵器のデジカメも防水ケースにセットして漕ぎ出した。リーフの縁では白波が立ち上がっているがここは別世界のように穏やかだ。その向こうには一世帯3人しか住人のいない水納島が横たわっていた。テン場前から続いた砂浜が途切れてサンゴ石灰岩のギザギザの海岸が続く。高さはそれほど無く、島で最も高い鉄塔はどこからも見えた。写真を撮りながらのんびり進む。ときにはリーフの縁まで行ってわざと波を受け止める余裕もある。沈しても所詮リーフの中、少し潮が退けばすぐに足が立つ。島の西側まで来ると荒れてきた。白波がリーフを越えて押し寄せてくる。横波が砕けて舟にかぶり浸水した。ここだけはリーフが狭い。そこにかなり混み合って岩礁がありコース取りが難しい。上陸して様子を見ることにした。 (image) 狭い浜の隅に手作りのベンチがあった。さらにモクマオウとアダンのジャングルに踏み入ると小屋掛けの骨組み、これにシートを被せれば立派なテントになる。大きさは車庫くらいはある。スノコ板も敷かれていた。世捨て人の住処か。西表の崎山湾にもあった。沖縄はそんな気持ちにさせられるところなのだ。さらに進むと林道と合わさった。そこにフタツガーと来歴の書かれた標識があった。ガーはカーにつながる。カーはアカ、アカはアクア、すなわち水を意味する。その通り深い洞窟のなかに井戸があるようで、昔の集落跡だっだ。 (image) 偵察を兼ねて再び舟を出したがすぐに引き返すことにした。このままでは舟を壊す危険がある。リーフの外に出られれば簡単にかわせるのだが。それが叶わない。映画「CAST AWAY」を思い出した。何もこんな時に慌てて廻ることはない。まだしばらくいるのだし、どうせなら一番きれいな海を漕ぎたい。4時間で一周できるのだから。また写真を撮りながらたらたらと引き返した。途中で潜りもしたがサンゴはほとんど死んでいた。ちぎれたアーサ(アオサ)がたまごスープのように舞って身体にへばり付いて気持ちが悪かった。明日へ期待してテントに戻ったが、翌日は地元の人に誘われた追い込み漁出足を怪我して、おまけにその時のオトーリ(宮古・多良間地方独特の酒の飲み方)で二日酔いに。さらに次の日からは天気が崩れて再出航できずに敗退した。 テン場から歩いてすぐのところに八重山遠見台がある。船舶往来の見張り台跡。往時を偲ばせる石灰岩の石積みには木々が生い茂り、それを囲むようにテッポウユリが咲いていた。訪れる人も少なく、展望台の屋根に鳥が巣を架けせわしなく鳴いていた。土原(ンたばる)の拝所(ウガン)には八月踊りの舞台があった。人頭税への島民の悲哀や完納の喜びが赤木やガジュマルのなかにひっそりと閉じこめられていた。踊りの伴奏は多良間三声という8拍の旋律が三つ、それを何度も繰り返す。琉歌の三八六と関係があるのだろうか。多良間言葉は首里王朝の名残りがあり、イ゜、ム゜、リ゜などの音がある。民俗博物館で指導を受けるが難しい。ム゜、リ゜は英語の m.lの発音に似ていた。 -DATA-
場所:
沖縄県宮古郡多良間村多良間島
交通:
宮古島から空路20分、一日3便。海路2時間半、一日おき 2100円。
駐車場:
どこでも止められる。ただし運転は注意。島の人の運転は非常にゆっくりで制限速度を超えることはない。また交差点でも優先道路の標示はなく年長者が優先というのが島の常識。
トイレ:
キャンプ指定地「たらまゆがぷうランド(南海岸)」「ふる里公園」および集落内の公園にあり。
名物:
「パナパンビン」(小麦粉を揚げたお菓子)島内に数軒の製造直売所があるがどこも目立った看板はあげていないのでうっかりすると見落とす。「八月踊り」旧暦の8月8~10(新暦九月)に行われる島最大のお祭り。人頭税に苦しめられた島民が納税の報告と豊年祈願の奉納踊り。



お花見パドリング

2006-12-20T07:19:59Z

Apr.17, 2001 春の恒例行事 (image) 僕が住む大阪の桜が散ると、琵琶湖の湖北、海津大崎の桜がぼちぼち見頃になる。花見と言っても木の下に陣取っての宴会はとっくに大阪で済ませてあるので、我々アウトドアズマンはカヌー・カヤックで水面に浮かんでの花見と成るわけだ。ショップやクラブのツアーも多数行われており、関西のパドラーにとってはこの時期お決まりのカヌー・カヤックツアーであろう。 (image) 高速道路を乗り継ぎ大阪から約二時間。マキノサニービーチ、高木浜の駐車場に車を乗り入れる。土曜日曜になるとこうも簡単にはいかないが今日は平日である、一番カヤックが降ろしやすい場所へと駐車し、湖面までは50歩程。海津大崎方面を眺めると、湖岸が白く霞みがかった様に見える。何キロにも渡って湖岸沿いに植えられた桜は実に見事だ。休日になると陸上は桜見物の人と車でごった返すのだが、人混みを横目にのんびりと湖岸に張り出した桜の下のパドリングはまさにパドラーだけの特権である。湖面はパドラーで賑わっているのだが・・・ (image) 今日は溜まり場のアウトドアショップの店長とショップの常連さんとのパドリングだ。シーカヤック有り、リバー艇有り、ファンカヤック有りの混成チームとは言え、皆それぞれ普段からパドルを握っている好き者ばかりなので準備が出来た者から好き勝手にパドリングを始めている。僕はシーカヤックでの参加。この時期は前線の通過による風が吹き出すと、湖とは言えとんでもなく荒れるので僕にとっては一番乗り慣れたシーカヤックが天候の急変に備えると気が楽で良い。とはいうモノの、高気圧の圏内にすっぽりと治まり波一つない本日の天気は文句の付けようのない花見日より。このような日であればカナディアンカヌーに乗り込み湖上の散歩も悪くないだろう。 (image) 桜の花びらが浮く波一つ無い湖面をだらしなくパドリングしていると、何やら不思議な集団に出会った。よくよく眺めているとどうやら琵琶湖名物の小鮎を捕っている様子。3~4メートルの棒の先に黒い鳥の羽を付けた道具を持つ二人が、別の一人が持つ網の中へ小鮎を追い込み捕獲している。一度に100匹ほど網に入っていたのではないだろうか。この様にして小鮎を捕獲するのかと感心して眺めていると、口汚く罵られたのには閉口したが、琵琶湖の小鮎漁を間近で見れて得をした気分でカヤックを更に北へ向けた。是非今度は道具を自作してやってみよう。 適当な浜で上陸し食事。好き者の野遊び人が集まると、あっという間に豪華なランチが出来上がる。そのまま寝そべって桜の木の下で、ハラハラと散る花びらを眺めながらしばしお昼寝。極上の時を過ごした。 最後に、ここの桜は何時が見頃か?と言う重要な問題について、今年は一週間遅かったし、昨年は見事な花の下のパドリングを堪能できたし、その前の年は確か一週間ばかり早かった。例年、四月の第三日曜日前後を目安に桜予報などを眺めつつ、予定を立てて出かけて下さい。 -DATA-
場所:
滋賀県高島郡マキノ町 琵琶湖湖北 海津大崎付近
交通:
湖西バイパス終点志賀よりR161で約一時間
駐車場:
マキノサニービーチ高木浜に無料駐車場有り。その他にも有料の駐車場やキャンプ場は至る所に有る。
トイレ:
今回の出発点や途中の売店などで借りないとこの時期は人が多すぎて外での用足しは不可能。
買い物:
高木浜駐車場徒歩5分にコンビにあり。車で10分ほどの今津へ行くと大きなスーパーも有る。